都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.40 地域と豊岡演劇祭をつなぐコーディネーター
佐藤 令奈(さとう れいな)
広島県福山市出身。
東京外国語大学でフィリピン語、文化人類学、教育を学ぶ。
都内で人事システムの仕事をしながらユースワークに携わり、2023年6月から豊岡演劇祭メンバーとして活動中。
◇多様な表現との出会い
学生時代はフィリピン語と教育を学び、フィリピンや日本の教育支援に関わりました。さまざまな現場に入るうちに、若者が自分の未来を選ぶサポートをするキャリア教育に興味を持ち、ユースワーク(学校外教育の現場など)に携わるようになりました。さまざまな背景を持つユース世代と接する中で、彼らが想いを表現する方法も多様であることに気付き、その多様な表現を受け取る自分自身の幅を広げたいと思うようになりました。
漠然と模索していたことが「豊岡演劇祭」の協力隊募集を見つけた際にすっと繋がり、多様な表現に出会い、地域や色んな背景を持った人たちと繋げていくことに魅力を感じました。当時住んでいたシェアハウスでいろんな人生と働き方に触れ、キャリア転換を考えるきっかけが身近にあったことも理由となり、移住を決めました。
◇豊岡での活動
豊岡では、地域と演劇祭をつなぐコーディネーターをしながら、ユース世代の表現活動をサポートしています。最近では、高校生と俳優がコラボして演劇作品を作る活動や、各地域で親しまれてきた文化活動を持ち寄ってシェアする場づくりに携わりました。今まで交わることのなかった線が出会って、素敵な化学反応が生まれていました。
◇豊岡演劇祭2024がはじまります
豊岡演劇祭の魅力は、想像もしなかった出会いにワクワクできることだと思っています。担当するフリンジプログラムでは、豊岡の希少な復興建築やレトロで趣のある会場が、新たに舞台として加わります。海外からのアーティストも、今年から初めてフリンジ(全国・海外に向けた公募による)プログラムに参加します。
近くにあるけれど訪れる機会のなかった場所や予想もしなかった表現との出会い、普段とは違う豊岡での体験を、ぜひ楽しんでください。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
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