■日高地域の面白いことを発見していこう
◇ボーイスカウト日高第1団 カブスカウト隊 隊長 山本卓也(やまもとたくや)さん
日高町在住。父親が隊長を務めていたことから小学3年生の時に入隊する。進学で上京するが、地元に戻り声を掛けられたことを機にボーイスカウトでの活動を再開する。現在、カブスカウトの隊長となって7年目。隊長として「いつも子どもたちの先頭にいること。時には、前を行く子どもたちの背中に、常に隊長が付いて見守っていること」を心掛けている。
活動の場は日高地域に限定しています。子どもと接する中で、意外と地域のことを知っていないことが分かり危機感を感じたこと、地域に根差した子どもを育てていきたいとの思いからです。活動を通して、子ども自身が「日高ってこんな面白いところがあるんだ」と気付いてくれると嬉しいです。子どもたちが、地域の中で知っている場所を増やすことで、普段遊ぶ時の場所の候補が増えるといいなと思います。実際には、寺社や施設などを見学訪問し歴史や文化を学んでいます。
また、子どもたちはSNSや実体験を通して、楽しいことをたくさん知っていますが、先輩方から教わった知識や自身の経験をどんどん子どもたちに伝えていきたいです。その中で興味のあることを見つけ、学びを深められればと思います。
子どもたちには「優しさ」を忘れないでほしいです。昨今、SNSを通したいじめなどが問題ですが、リアルな世界で友だちの支えになれる優しさを持った子どもになってほしいと願っています。
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