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自治体の皆さまへ

新年 年頭のごあいさつ

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兵庫県豊岡市

■皆さまにとってよい年でありますように「主人公は市民」
豊岡市長 関貫久仁郎

明けましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。また、旧年中は、市政運営に対しまして格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申しあげます。
昨年は、能登半島で大地震が発生し、心を痛める年明けとなりました。また、その後も日本各地で豪雨災害等が多くの方々を苦しめました。一日も早く普段の日常が戻ることを願うばかりです。幸い本市には、昨年中、大きな災害被害はありませんでしたが、普段からの心構えや備えが大切だと改めて感じ、同時に、やっぱり平穏な日常が一番、と感じさせられました。
市内では4月のたんとうチューリップまつり、5月の北前まつり・たけの海町マーケットやおんぷの祭典、6月の植村直己冒険賞授賞式・記念講演会、8月の円山川城崎ボートフェスティバルや柳まつり、9月の豊岡演劇祭、11月の出石お城まつりや永楽館歌舞伎。この他にもたくさんの催しや行事が行われました。日常に戻った多くの催し物や行事で市民の方々の笑顔を拝見し、豊岡市の平穏に心から感謝しながら過ごすことができました。
市の動きでは、DXや子育て世帯を応援する取組みが前進しました。3月には、子育てなどに便利なアプリ「Toyooka iDO」の運用を開始し、4月には、WACCU TOYOOKA「こども広場」「市民交流広場」の利用日時を変更して、より利用していただきやすくしました。また、子育て関係の手続きをさらに便利にするため、オンライン手続きに6件を追加し、6月には、高校生通学バス定期補助についてもオンラインでの申請受付を開始しました。
共創の取組みも前進しました。3月には日本郵便株式会社等と、但東町唐川区にご協力いただき、ドローン配送による配送高度化の取組みの実証実験を開始しました。地域課題の解決のため、実用化に期待しております。7月には、このまちの課題の解決策を自分ごととして考える「自分ごと化会議」を初めて開催しました。10月から11月にかけては「市長とおしゃべり!出張市長室」を開催し、多くの市民の方々と意見交換をさせていただきました。今後も市民の方々の声に耳を傾けながら、一緒にまちづくりを進めます。
今年は子育て支援の充実、人口減少対策、働き手不足解消に向けて果敢に行動し、これまで同様「主人公は市民」の想いを持って、少しでも多くの市民の方々に「このまちに住んでよかった」と実感していただけるよう、しっかりと市政を運営してまいります。
最後になりましたが、市民の皆さまお一人お一人が平穏無事で健やかに過ごされる、よい年でありますことを、心よりお祈り申しあげます。

■将来にわたって笑顔で暮らすまちに
豊岡市議会議長 松井正志

明けましておめでとうございます。
令和7年の新春を、ご家族おそろいで健やかにお迎えのこととお慶び申しあげます。
「令和6年能登半島地震」から、もう1年が経過しました。被災地の生活基盤や地域経済が1日も早く復旧、復興するよう心からお祈りいたします。
昨年、本市が実施した津波避難アンケートでは、自分の地域の津波リスクを十分に理解しないまま、一定数の市民が能登半島地震を迎えていたことが分かりました。「まさか自分が」という油断をなくし、まずは「自分の命は自分で守る」を根幹として、それぞれが「自助」「共助」「公助」の役割を担って連携することが重要です。
デジタルを活用して地方でも個性的なまちづくりが進んでいます。豊岡市のDX推進戦略の長期目標は、『市民一人ひとりにデジタル技術の恩恵が行き渡り、多様な市民の多様な思いが叶えられている』。市役所の業務の中にも、スマホから簡単に手続きができるものが増えてきました。面積が広い上に人的資源に乏しい地方が将来も存続するには、暮らし、健康、教育、産業、防災など、あらゆる分野でデジタル技術を最大限活用するしか道はないと思います。
昨年の都知事選挙、兵庫県知事選挙、名古屋市長選挙などを通じて、SNSや動画配信が有権者の投票行動に大きな影響を及ぼすことが明らかになりました。世論調査などでは、新聞や地上波テレビに対する情報信頼度は引き続き高いものの、既存のメディアに対して不信感も生まれています。投票行動に限らず日常生活の中でも、私たちは、多くの情報の中から自分自身の力で真実を見極めなければなりません。
「住みやすさ」「住みよい街」「住みたい田舎」などのテーマで、全国ランキングが例年発表されています。ランキングがあればわがまちの順位が気になりますが、住みやすさとは何でしょうか。ランキングでは利便性や安全性、自治体の財政力などを要素としていますが、自然環境、まちの歴史や文化などに加えて、市民の皆さんの満足度が一番大事ではないでしょうか。
市民は基礎的自治体の運営に常に参画し、自治体は地域の隅々まで行政サービスを展開する。厳しい財政状況であっても市民のために予算が執行され、その情報は市民の皆さんも共有している。議会は市民のために市の仕事をチェックし、政策や施策を提言する。
基本構想や市政経営方針に沿ってまちづくりを進めてきました。また、ふるさと豊岡を愛し、夢の実現に向け挑戦する子どもの育成に努めてきました。このような取り組みを重ねることにより、市民の皆さんが健やかに、笑顔で生き生きと暮らすまちを将来に引き継いでいくことが最も重要であると考えています。
令和7年は、新豊岡市が誕生して20周年。コウノトリが豊岡の空へ再び羽ばたいてから20年でもあります。市民の皆さまのお幸せを心からお祈りいたします。

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