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クローズアップ豊岡(8)ー地域おこし協力隊紹介~私と活動と、時々、暮し~ー

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兵庫県豊岡市

都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!

◆vol.45 農業の活性化を目指して
乾 昌靖(いぬい まさやす)
大阪府出身。2023年4月から豊岡市へ移住。農業未経験者が農業技術の習得と特産品となる新商品の開発を目指して農業分野で活動中。

◇豊岡市へ移住した経緯
私は医療機器と医療用医薬品を取り扱うメーカーに勤務していました。40代半ばを過ぎた頃、会社組織に属するのではなく独立して主体的に仕事がしたいと考え始めました。幼少期からものづくりが好きだった私は、農業分野への転身を決断しました。農業分野の知り合いがおらず移住先に悩んでいたところ、豊岡市の就農制度を目にしました。市役所の方は親切で、農業体験で伺った生産者の皆さんは、志が高く活気に満ち溢(あふ)れ魅力的。人に優しい豊岡市への移住を直感的に決め、地域おこし協力隊に応募しました。

◇協力隊としての活動
1年目は、日高町にある農業法人で、栽培方法や農機具の取扱い、出荷・納品作業の研修、JA有機農業教室に参加しました。また、自分で畑を借りて35品種の野菜を慣行と有機栽培で実践しました。農業に携わり、発芽率や雑草・天候・土壌環境、病虫鳥獣被害、規格外などさまざまな生産ロスの要因を目の当たりにしました。特に規格外という理由で、畑で処分されたり安値で販売されたりする光景は悲しくなります。生産ロスに対応できるよう、計画・実行・評価・改善を繰り返して専門性を高めていきたいです。また、朝来市地域おこし協力隊との出会いから、豊岡市のメンバー数人でホップ栽培を始めました。今後、ホップ栽培をきっかけに地域の輪を広げ、豊岡産フレッシュホップで醸造したクラフトビールが完成した暁には、栽培メンバーで祝杯をあげ、野外イベントを開催して皆さんにお届けすることが最終目標です。
2年目は但東町にあるグランドカバーの研修が加わり、株分けや挿し芽などの技術習得に励んでいます。
残り任期約1年、出会いやつながりを大切にしながら、栽培知識や技術に磨きをかけ新規就農を目指していきます。

問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096

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