■一般会計
一般会計の決算収支は、歳入245億3,254万円、歳出239億448万円の差し引き額から翌年度に繰り越すこととなった財源を差し引いて、5億9,329万円の黒字となりました。
◇歳入
歳入決算は、前年度と比べ2.1%の減少となりました。主な特徴は、借換債の減などにより市債が50.9%の減、国からの補助金などの国庫支出金が16.0%の減となっています。
市税など市が自身で収入することができる財源(自主財源)の歳入全体に占める割合は、前年度比6.9ポイント増加して47.7%となっています。この割合が高いほど多様な行政サービスを提供していくうえで、より自主的かつ安定した事業を展開することができます。
〔歳入総額〕
245億3,254万円
自主財源:116億7,638万円(47.7%)
依存財源:128億5,616万円(52.3%)
◇歳出
歳出決算は、前年度より1.6%の減少となりました。主な特徴は、借換債償還金の減などにより公債費が17.6%の減、子育て世帯臨時特別給付事業の減などにより扶助費が16.7%の減となっています。
道路や公園等の建設事業に使われる投資的経費は、13.8%の減となりました。人件費、公債費、扶助費といった義務的経費の歳出総額に占める割合は46.6%となっています。
■特別会計
特別会計は、特定の収入をもって特定の支出に充てるため、一般会計と区別して経理する会計をいいます。赤穂市では、5つの特別会計があり、令和4年度決算は次のとおりです。
■市債(借金)
住みよいまちづくりを進めるために、道路や公園などの生活環境施設や、学校などの教育施設を積極的に整備していますが、単年度の市税等だけでは、これらの財源をまかないきれません。
また、これらの事業効果は将来にも及ぶものであり、将来の世代との負担を均等にすることからも、必要な財源の一部を市債として借り入れ、後年度に市税等で償還(返済)しています。市債(一般会計)の推移は右のとおりです。
◇市債の状況
■基金(貯金)
事業の推進、財源調達のために必要な資金を積立てて運用する基金等(一般会計・特別会計)の状況は、右のとおりです。
基金残高は、財政調整基金や赤穂ふるさとづくり基金などで積み立てたことにより、54億1,735万円となり、3年連続の増加となっています。
◇基金内訳(一般会計+特別会計)
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