文字サイズ
自治体の皆さまへ

北前船と坂越の日本遺産(5)~海運の歴史文化を訪ねて~

19/33

兵庫県赤穂市

■No.4[旧坂越浦会所]
旧坂越浦会所(さこしうらかいしょ)は、大道(だいどう)から海岸に出た湾内を一望できる場所に位置し、棟と平行する軒(のき)を通りに向けた平入(ひらい)りの建物が続く町並みのなかで、隣接する奥藤(おくとう)家とともに入母屋(いりもや)屋根を正面に向ける妻入(つまい)りの屋根が印象的な建物です。天保3年(1832)に建築され、出入りする廻船(かいせん)の管理など港の行政を掌(つかさど)る会所としての役割だけでなく、赤穂藩主が坂越を訪問した際には、藩主の休憩場所として使用されたため、二階には「観海楼(かんかいろう)」と名付けられた藩主専用の部屋が設けられていました。
昭和6年(1931)に大きく改造されて坂越公会堂として使用されてきましたが、平成4年に赤穂市指定有形文化財となり、平成5~6年にかけての解体修理によって、江戸時代の姿に復元され、一般公開されています。

問合せ:教育委員会文化財課
【電話】43・6962【FAX】43・6895

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU