■透析センター
~腎臓病の診断治療、腎不全から透析医療までのトータルケアを提供しています~
2017年8月にオープンした新・透析センター(透析ベット40床)では、2024年末現在、約100名の患者さんが透析を受けています。仕事の継続やご自宅での療養生活を希望される人が「おうち透析」として自由度の高い腹膜透析を選択されることも増えています。さらに腎移植も積極的に推奨しており、兵庫県、岡山県内の移植病院と連携し、年間数名の人が腎移植を受けています。
赤穂市民病院 透析センターでは、個々の腎不全患者さんに最適な透析医療の提供を心がけています。
・常勤透析専門医による病態に応じた透析療法の提供(血液透析、腹膜透析)
・透析技術認定士による水質、機器管理
・管理栄養士による定期的な栄養相談
・腎臓リハビリテーション指導士による透析リハビリテーション
・シャントエコー検査を含めた合併症のマネジメント
・循環器専門医との連携による心血管疾患の治療
・透析患者の外科、整形外科手術時の透析治療
・腎代替療法専門指導士による透析療法選択のサポート
・通院透析のための無料送迎サービス(居住地域、ADL等の条件あり)
・必要時に速やかな入院へのご案内(レスパイト、リハビリなども含む)
・ソーシャルワーカーによる支援や訪問看護ステーションとの連携
■お薬立ちmemo
ー皆さんの健康に身近なお薬についてのミニ知識ー
第7回目「お薬と食品の相互作用」について
◇カルシウム拮抗薬(きっこうやく)(高血圧治療薬)とグレープフルーツ
血圧を下げる薬が処方されたとき、医師または薬剤師から「グレープフルーツは食べないでくださいね」と言われたことはありませんか?
血圧を下げる薬のうち、カルシウム拮抗薬といわれる種類の薬と柑橘系の果物に含まれるフラノクマリンという成分を一緒に摂取すると、カルシウム拮抗薬の効果が強く出すぎてしまうことが分かっています。
(カルシウム拮抗薬の成分名の例…アムロジピン、ニフェジピン、ベニジピン、シルニジピン等)
グレープフルーツを摂取して、薬の効果に影響しなくなるには数日かかると言われており、カルシウム拮抗薬という種類の薬を服用されている人は、フラノクマリンを含む柑橘類の摂取は避けた方が良いでしょう。
薬の中には、カルシウム拮抗薬のように日頃から食べているものと相性が悪い薬があります。自分の飲んでいる薬は大丈夫かな?など、気になることがあれば、病院またはかかりつけ薬局の薬剤師にお気軽にご相談ください。
本年も地域の中核病院として、心のこもった良質で安心安全な医療サービスを提供してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
赤穂市民病院
※令和7年度採用職員を募集しています。職種や条件等詳細は、ホームページでご確認ください。
問合せ:市民病院
【電話】43・3222【FAX】43・0351
<この記事についてアンケートにご協力ください。>