65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計16パーセントで、令和7年には、55人に1人が認知症を発症するとされています。高齢になるほど認知症である人の割合は増加し、85歳以上になれば、55パーセント以上の人が認知症になるといわれています。養父市の人口で換算すると、認知症を発症している高齢者は約1400人と推測されます。
超高齢社会の日本では、認知症と共に生きる高齢者は今後も増加することが予想されます。認知症についてよく理解し、なるべく発症を先送りし、認知症に備えることが大切です。
認知症に備えるために、まず知っておきたいことは、認知症のサインです。おかしいな、いつもと違うなと感じた時には、かかりつけの医師にすぐに相談をしましょう。かかりつけ医がない人は、認知症相談センターへ相談してください。
認知症を完全に予防することはできません。しかし、認知症になっても進行を遅らせたり、発症を先送りにするための「予防」は、大事な認知症の備えです。
・規則正しい生活を習慣づけ、高血圧などの生活習慣病の治療をきちんと継続しましょう
・脳と体を自然に楽しく働かせ続けられる趣味を持ち、いつまでも継続できるよう一緒に活動できる仲間を作りましょう
市では、2カ月に一度、認知症予防健康づくりセミナーを行っています。認知症の備えとして受講を希望する人は、介護保険課にお問い合わせください。
■認知症のサイン
・同じことを何度も言う、問う、する
・料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった
・約束の日時や場所を間違えるようになった
・些細なことで怒りっぽくなった
・外出時、持ち物を何度も確かめる
・身だしなみを構わなくなった など
■認知症相談センター
▽高齢者相談センター
・ようか【電話】662-8787
・やぶ【電話】664-1006
・おおや【電話】669-1598
・せきのみや【電話】667-3249
▽地域包括支援センター
【電話】662-7603
「おかしいな」「困ったな」と思ったらお気軽にご相談ください
問合せ:介護保険課
【電話】662・7603
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