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まちの文化財(240)

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兵庫県養父市

■兵庫県立大屋高等学校
昭和24年5月10日、口大屋村・大屋村・西谷村・南谷村の要望で、県立八鹿高等学校大屋分校が開校しました。当初は定時制で、大屋と同時に山口、和田山、兎塚、村岡の分校が誕生しました。
昭和25年5月、閉山した大屋鉱山の建物と敷地を整備して本格的に稼働しました。昭和27年には平屋建ての木造校舎を新築し、昭和38年に2階建てに増築しました。これが現在もある木造校舎です。
昭和59年に校舎改築の記念碑が作られました。石碑の表面は県知事の坂井時忠氏による「其恕乎」の3文字です。これは「それ恕(じょ、思いやり)ならんか。おのれの欲せざる所、人に施すなかれ」という論語の一部です。
石碑の裏面には「昭和50年4月県立大屋高等学校として独立。逐次校地の拡充施設の整備を重ねたるも昭和58年4月再び分校となり現在に至る。永年の懸案たる校舎改築及び周辺整備は昭和59年8月完成す」と刻まれています。
しかし、平成22年2月27日、3034人の卒業生を輩出して、61年の歴史を閉じました。(『兵庫県立八鹿高等学校大屋校閉校記念誌』より)
平成27年度、木造校舎は兵庫県景観形成重要建造物に指定されました。敷地と建物はおおやアート村ビッグラボとして受け継がれています。

(教育委員会歴史文化財課)

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