■その「スタート」ボタン、海外事業者の広告かも!
インターネットを利用中に、意図しない海外有料サイトに登録してしまったという事例を紹介します。
▽相談事例
スマホで通販サイトに会員登録しようと手続きを進めるために「スタート」ボタンをクリックし、利用登録のためにクレジットカード情報などを入力した。当初利用しようとしていたサイトと異なる海外サイトの運営事業者から登録完了メールが届き、入力先を間違えたことに気が付いた。解約したいのに連絡先がわからないので解約できない。
(50歳代 女性)
▽アドバイス
相談者に届いたメールには、英文で有料のサブスクリプション(以下、サブスクと表記(定期購入))契約と記載されていました。越境消費者センター(CCJ)のホームページに記載の「解約申し出文」を参考に事業者に解約希望メールを送ったところ、解約できました。
・「スタート」等の広告は、消費者がサイトで会員登録する際など、何か手続きを始めようとするタイミングで表示されています。クリックをする前にサイトの手続きを続けるためのボタンなのかをよく確認しましょう。枠の端に小さい「×」印等があれば広告です。
・サブスク契約の場合は、解約手続きを行わない限り、契約が自動更新される場合があります。利用していなくても事業者に解約を申し出ましょう。
・海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)ホームページでも相談を受け付けています。
・困ったなと思ったら、消費生活センターにご相談ください。
問合せ:【電話】662-3170
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