文字サイズ
自治体の皆さまへ

香美町ならではの教育の挑戦

14/30

兵庫県香美町

町教育委員会では子どもたちに、豊かな心情や物事に自ら取り組もうとする意欲、自立心や協同性、道徳・規範意識を芽生えさせることが重要であると考えています。
幼児期において、さまざまな友だちと遊ぶ中で、身近な人に親しみ、共通の目的を見出し、試行錯誤を繰り返しながら実現させていく喜びと達成感を味わうことで人と関わる力を育成し、遊びや生活の中で葛藤やつまずきを体験し、それらを乗り越えることによって思いやりの気持ちややり抜く力を育成することが大切です。
また、遊びを通して、興味・関心を高め、体を動かすことの楽しさや心地よさを味わわせるとともに、健康の大切さを実感できる取り組みを充実させていきます。
今回はこうした幼児期の「遊び」を通したさまざまな「芽生え」に関する取り組みについて、小代認定こども園の例をご紹介します。

■子どもが夢中になれる環境を考える
子どもは、面白いことには夢中になります。夢中になって「遊ぶ」ことで「学び」が生まれます。小代認定こども園では、子どもが夢中になり多様な学びにつながる環境づくりを心掛けています。

(1)園庭にラインテープを設置
園庭にラインテープを設置したことで、子どもの遊びに変化が見られました。三輪車で縦横無尽に自由に走リ回っていた子どもたちが、ラインテープを道路に見立て「赤信号でーす」、横断歩道を渡ろうとする歩行者に「どうぞ」、そして、おまわりさんまで登場して「免許証を見せてください」と新しい遊びを始めました。
夢中になって遊ぶうちに、自分たちでルールや思いやりを自然に見出していました。

(2)真砂土で大きな山を作る
園庭を整備するために、真砂土を搬入してもらいました。土で楽しく遊んでほしいという願いから、今回は従来の土山の上にあえて高く盛ってもらいました。大きな土山を見て、子どもたちがどのような反応をするか見守っていました。
最初は恐る恐る登ったり降りたりしていた子どもたちが、次第に慣れてきて、四つん這いになったり、手を使わないで頂上に登ろうと挑戦したりする姿がありました。足が土に埋まる感覚は、「雪みたい」と感じた小代っ子もいました。子どもたちは常に新しいもの、変わったものに対し、興味津々になります。

問い合わせ先:町教育委員会こども教育課

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU