結核は高齢者に多い病気です。豊岡健康福祉事務所管内では、令和5年に新たに感染した結核患者10人のうち、8人が70歳以上の高齢者でした。高齢者はかつて結核がまん延していた時代に感染し、加齢や基礎疾患の増悪により免疫力が低下して発症することが多いと言われています。
高齢者の結核は、咳や痰の症状が出現しないことがあり、気付かないうちに進行してしまうことがあります。咳や痰、微熱、食欲低下、体重減少、体のだるさなどの症状が2週間以上続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。また、症状がなくても1年に1回は胸部エックス線検査を受けましょう。
結核を早期に発見することで重症化を防ぎ、大切な家族や友人などへの感染を防ぐことができます。
問い合わせ先:豊岡健康福祉事務所 健康管理課
【電話】0796・26・3660
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