■芸術の秋、日頃の成果を披露 ~小代区民作品展~
11月2日~4日までの3日間、小代区地域連携センターで、小代区民作品展が開催され、約300人が来場しました。
会場では、小代区の皆さんが制作した水墨画や陶芸、写真、生け花などの芸術作品が展示されたほか、廃村した「熱田集落」のミニ写真展コーナーなどもあり、訪れた人を楽しませました。
また2日には、こども講座「茶道教室」の児童によるお茶会が行われ、来場者に抹茶と茶菓子が振る舞われました。
お点前を披露したのは2回目という吉門麗桜(うらら)さん(11)は「緊張したけれど、今まで練習してきたことができて良かった」と満足そうに話しました。
■これからの時代に夢を持つために ~村岡区文化祭特別講演~
11月3日~9日までの7日間、村岡区中央公民館で、村岡区文化祭が開催され、4日には宍粟市波賀の文化遺産を掘り起こし、多くの町内外の人たちを巻き込みながら、新たな夢に向かって活動している「波賀元気づくりネットワーク協議会」の皆さんによる講演会が行われました。
同協議会は昨年に「波賀森林鉄道」を復活させ、今年は協力金を集めながら、総延長678メートルのコースを整備。次は駅舎を整備したいと夢を広げている姿に来場者は感動していました。
波賀町で仕事をしていたことがあるという村岡区鹿田の今岡弘子さんは「皆さんの笑顔が印象的で、楽しい時間を過ごせました」と話しました。
■冬の味覚、松葉がにを堪能 ~香住松葉がにまつり~
11月17日、香住漁港西港で、第40回香住松葉がにまつりが開催され、同6日に解禁になった松葉がにを楽しもうと多くの人が来場しました。
会場は、カニ味噌の甲羅焼きやカニ雑炊などを販売する「うまいものコーナー」などで賑わい、来場者は冬の味覚を堪能していました。
また、特設ステージでは第40回を記念するもちまき大会やじゃんけん大会などのほか「セコがに綺麗に食べよう大会」が行われ、いかにきれいに食べられるかを競いながらカニを味わいました。
優勝した大阪府松原市の会社員、廣石哲也さんは「この大会に出場するために来た。家族の喜ぶ顔が見られて良かった」と喜びました。
■大乗寺を未来につなぎ守っていく ~講演会「応挙が東洋と西洋から取り入れたもの」~
10月26日、香住区中央公民館文化ホールで「応挙が東洋と西洋から取り入れたもの」と題した講演会を開催しました。
京都国立博物館名誉館長の佐々木丞平さんと嵯峨美術大学学長の佐々木正子さんを講師に迎え、約300人が来場。来場者は、中国の楽器「二胡」と西洋の楽器「ヴァイオリン」の演奏を通じて東西の違いを感じながら、円山応挙が東洋と西洋から取り入れた技法などを学びました。
佐々木正子さんは講演会の最後に「これからも香美町の皆さんが大乗寺をしっかり未来につなげて、守っていただけることを願っています」と呼びかけました。
■兵庫県一の但馬牛に輝く ~106回兵庫県畜産共進会~
10月27日、加東市の県立播磨中央公園で、兵庫県畜産共進会が開催されました。
これは、但馬牛の品質向上を目的に行われているもので、本町からは種牛の部に4農家5頭、肉牛の部に1農家2頭が出場しました。審査の結果、種牛の部で上田伸也さん(村岡区宿)の「うえだ528」号が最高位の名誉賞に輝きました。
種牛の部で3連覇を達成した上田さんは「良い牛に巡り合えた。雌らしい種牛性のある牛に育ってくれた」と喜びを語りました。
また、種牛の部では上位5頭のうち4頭が本町の出品牛という好成績を残し「但馬牛の原産地」としての存在感を大いに示す結果となりました。
■地域の誇り、但馬牛の子牛が集う ~第20回香美町子牛品評会後期の部~
11月1日、新温泉町のJAたじまみかた畜産事業所で、香美町子牛品評会後期の部を開催しました。
これは、生産農家の交流を通じ、技術の向上を図ることなどを目的に開催しているもので、今回は今年3月1日から6月30日までに生まれた子牛の品位や体格などの審査項目を競いました。
種牛の部では25頭の中から田中一馬さん(村岡区境)の「ともたか」号が一等賞一席に、去勢の部では15頭の中から吉岡芳彦さん(小代区秋岡)の「勝正(かつまさ)」号が金賞一席に輝きました。
種牛の部で一等賞一席の田中さんは「生まれ持った素質を生かし良い牛になるよう育てた。今後も大切に育てていきたい」と受賞を喜びました。
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