■香美町ならではのスポーツの推進
本町では令和3年に策定した「第2期香美町スポーツ振興計画」に基づき、目標を抱き、諦めず挑戦する人を育てる取り組みを行い、令和4年度から計画で推奨する3つのスポーツにおいて、オリンピアンによる教室を開催し、町内小中高校生を中心に多くの人の競技レベル向上を図っています。
○令和6年度 オリンピアン陸上・駅伝教室
本年度は卓球、スキーに続き、駅伝競技として、2008年北京オリンピック陸上女子5,000メートルに出場した、小林祐梨子さんを講師に迎え「仲間と走る感動を!」をテーマに、11月9日、香住小学校グラウンドで「オリンピアン陸上・駅伝教室」を開催しました。
当日は清々しい秋晴れにも恵まれ、小中高校生から社会人、陸上指導者までの60人が参加しました。
教室では、けがをしないための柔軟運動に始まり、体の軸を保ちながら走る基礎トレーニングの方法、リズムを取りながら足を回転させる方法など、実際にグラウンドを走りながら学び、速く走るためのコツを教えていただきました。
また、小林さんは自らが着用した日本代表のユニホームを手にしながら「子どもの頃に参加した陸上教室で日本代表のユニホームを見たことが、オリンピックを目指すきっかけになった」「この教室をきっかけに目標を持って努力すれば、オリンピック選手になることができる」など、自らの経験を通して大きな夢を抱くことの大切さを伝えていました。
教室に参加した中学生は「軸づくりの大切さを学ぶことができ、次の駅伝大会では教えていただいたことを生かせるよう頑張りたい」と頼もしい抱負を話してくれました。
本町では、BandG楽しいスポーツ教室で小中学生にランニングなどを教えるほか、日頃の練習の成果を発揮する場として、但馬村岡ミニミニ駅伝大会、香美町駅伝競走大会を開催しています。また、近年、全国で勝ち抜いた強豪高校がそろう全国高等学校駅伝競走大会で活躍を見せる香美町出身の選手が誕生しています。教育委員会では、スポーツを通じて夢を抱き、目標にチャレンジする人材の育成を進めていきます。
問い合わせ先:町教育委員会生涯学習課
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