■自分らしく生きる認知症を考える
◆「私には認知症は関係ない」と思っていませんか?
高齢者の増加とともに数が増えているのが認知症です。65歳以上の高齢者のうち20%が罹患すると言われており、高齢化が進む本町では、ますます認知症高齢者の数が増加することが見込まれています。また、本町の75歳以上の介護が必要になる原因の第1位は「認知症」で、誰もがなりうる病気です。
※令和7年推計高齢者(65歳以上)人口データを基に算出
※介護保険認定調査新規申請・主治医意見書より(令和4年度認定者)
◆早期発見・早期対応がポイント!
認知症はもの忘れだけでなく、うつ状態になったり、性格が変わるなどの症状として現れることがあります。「今までと様子が違う、生活しにくくなっている」と感じたら、早めにかかりつけ医や地域包括支援センターに相談してください。
○認知症チェックリスト 4つ以上で認知症の疑いあり
早期に認知症に気づき、家族や身近な人が受診を勧めても本人が受診する気持ちにならず、早期治療に結びつかないケースもあります。本町では「認知症集中支援チーム」を設置し、認知症の早期発見・早期対応に専門職チームで取り組んでいます。
○認知症初期集中支援の流れ
(1)相談
地域包括支援センター(役場福祉課内)へ相談
※窓口または電話相談
(2)専門職による訪問
保健師やリハビリ専門職などが自宅を訪問します
(3)今後の支援の提案・調整
認知症サポート医の協力を得て、薬剤師やリハビリ専門職、栄養士、歯科衛生士などが具体的な支援策を提案します
(4)引き継ぎ
その後は、地域の医療や介護などへ引き継ぎます
◆家族や近所で見守る環境を!
認知症の治療に一番効果的なことは「周囲の人の正しい対応」と言われています。家族が認知症を理解し、認知症の人が安心して過ごせる環境づくりが大切です。しかし、家族だけで抱え込むと介護負担が大きくなりますので、医療機関や介護サービスなどを上手に活用し、息抜きしながら見守っていきましょう。
また、近所の人などにも理解してもらい見守りやサポートを行うことで、本人も安心して地域での生活を続けられます。このように認知症の人を理解、支援してくれる人たちを本町では「チームオレンジ」として位置づけ、活動を促進しています。
認知症についての相談は地域包括支援センターへ
【電話】0796・36・4004
問い合わせ先:いきいき相談センター(役場福祉課内)
【電話】0796・36・4004(直通)
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