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高砂市民病院将来構想を策定しました

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兵庫県高砂市

高砂市民病院は、昭和40年に開設以来、高砂市域の中核病院として急性期、回復期、終末期医療を提供していますが、医師数の減少などにより経営は非常に厳しい状況となっています。また、平成2年に建てられた現在の高砂市民病院は、老朽化による建て替えなどの課題も抱えています。
そのような状況の中、高砂市民病院の将来構想については、令和5年9月に「高砂市民病院将来構想(素案)」を作成しました。その後、市民説明会、市民アンケート、パブリックコメント、特別出前講座などで市民の皆さんから素案に対して多くの意見をいただきました。
それらの意見を受けて、このたび「高砂市民病院将来構想」を策定しました。

■高砂市民病院将来構想と市民の皆さんからいただいた意見を取りまとめた別冊資料は、市ホームページで公開しています。

◇市民アンケート(郵送分)
回答数:385件

◇市民アンケート(たかさごナビ分)
回答数:207件

◇パブリックコメント
件数:28件

◇市民説明会
参加者数:104人

◇特別出前講座
参加者数:6団体117人

◇高砂市総合政策審議会
出席者数:23人

市民説明会・特別出前講座へのご参加、市民アンケート・パブリックコメントへのご意見、ありがとうございました。

■高砂市民病院将来構想のポイント
◇「面倒見のいい病院」として、引き続き市民の皆さんに寄り添った医療を提供する総合病院を目指していきます。

◇新型コロナウイルス感染症対応では、陽性患者の入院対応、PCR検査、感染防止のためのワクチン接種など、すべてのコロナ対応医療を実施することで、公立病院としての使命を果たしました。今後も新興感染症や災害医療に対応していきます。

◇医師数が減少していくことが想定される中、充実した医療の確保と持続可能な病院経営のため、医師の確保は最重要課題として捉え、あらゆる手段を講じて努力していきます。

◇建物は「移転建替え」により、新しい高砂市民病院として多くの市民・患者に利用していただけるような魅力のある病院にしていきます。

◇全室個室化や健診・人間ドック事業の拡大などの新たなアピールポイントや職員給与比率の抑制などの経営改善策に取り組みます。

◇令和7年度までの決算(見込み)収支や医師確保対策の状況などを考慮し、原則として令和8年度中に将来予測(※1)を行った上で、基準外繰出金(※2)を4億円に維持できた場合、公設公営の高砂市民病院として運営を続けます。
※1 新病院開院予定年度以降10年間の平均基準外繰出金
※2 主に高砂市民病院の赤字に対する補てん額

◇基準外繰出金が4億円程度を維持できなければ、経営形態(地方独立行政法人・指定管理者制度(※))を見直し、持続可能な経営基盤の確立を目指します。なお、明らかに経営状況の好転が見込めない場合、令和8年度を待たずに判断を前倒しすることもあります。
※指定管理者制度とは、公立病院の位置付けのまま、民間ノウハウを生かすために運営を民間に委ねる制度です。

・基準外繰出金を4億円程度に維持できた場合 やじるし 現状のまま公設公営として運営を続ける

・基準外繰出金を4億円程度に維持できなかった場合 やじるし 経営形態を見直し、持続可能な経営基盤の確立を目指す

問合せ:企画課
【電話】443-9007

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