令和5年度 教育行政執行方針

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教育長　秋山　寛幸

本町では、令和3年度からスタートした「第2次様似町教育大綱」の3年目となる本年度においても、「豊かな心と健やかな体を育む地域と連携した教育・文化のまち」の基本理念のもと、学校と地域が連携・協働を深め、地域社会が持続的に発展できるよう、学びと社会参画の好循環を生み出し、地域活性化の原動力となる教育行政を着実に取り組んでまいります。

■幼児教育および保育の推進
▽さまざまな体験活動
「戸外遊び」や「運動遊び」「リトミック」を通しての運動能力の向上、「英語遊び」「もじかずタイム」などで文字や数に興味を持ってもらう取組、さらに、「自然体験」や地場産業に触れる取組を実施します。

▽デジタルメディア使用の低年齢化について
乳幼児における心身のバランスが崩れないように、親子のふれあいの大切さを伝えながら家庭における基本的な生活習慣などの定着を図ります

■学校教育の推進
▽学力の向上
学力や学習状況の把握・分析と学習指導方法の改善を検証し、児童生徒の学力向上を図るため組織的な取組を推進します。

▽小中一貫教育
学校種の垣根を越えた教職員による指導体制を図る「小中一貫相互授業」や小学校における教科担任制の充実に注力します。

▽オンライン公設塾
民間学習塾と連携し、オンライン公設塾を進めます。既習事項の定着とあわせて、自発的な学習の習慣化を図り、学力の向上を目指します。

▽コミュニティ・スクール
幼児センターから小・中学校までを1つの枠組みとした「学校運営協議会」を通じて、学校・家庭・地域が連携・協働する取組の充実を図ります。

▽ふるさと学習
「アポイ・ドリーム・プロジェクト」や「ふるさとアポイ学」を通じて、小・中学校9年間それぞれの場面で総合的な学習の取組を推進します。

▽様似型スクールランチ
受託業者の協力のもとアレルギー対応も可能となり、より充実した形で、児童生徒に栄養の整った食事を安定的に提供するとともに、家庭での弁当調理の負担軽減を図ります。

▽学校における働き方改革
令和4年度に導入した「校務支援システム」の本格運用により、「学校における働き方改革」を進め、より効果的な教育活動の充実を図ります。

■社会教育の推進
▽地域で支える学校教育
「学校支援ボランティア」や「地域の人材を活用した教育支援活動」などにおいては、あらゆる世代の町民が参加し、さまざまな活動の積み重ねを有効活用し、地域の可能性を引き出すような事業展開を図ります。

▽高齢者教育
各地区の高齢者学級による学習活動を支援するほか、シニア世代が気軽に参加できる学習機会を提供します。

▽アイヌ文化の振興
文化保存団体の活動支援や小・中学校での学習支援、関係資料の調査など、文化の保存・継承と活用に取り組みます。

■図書館活動の推進
▽読書活動ができる環境づくり
赤ちゃんが絵本で心ふれあうひとときを届けるブックスタート事業の充実や、学校図書館の機能を最大限活かせるよう、書架の配置改善や蔵書の更新を継続し、調べ学習の補助を推進します。
また、コロナ禍で自粛や規制していた事業や施設利用制限は、段階的に解除し、読書の楽しさを身近に感じられるよう、出張貸出、おはなし会などに取り組みます。

■スポーツの推進
▽青少年スポーツ
幼児期の運動教室を引き続き進めるとともに、スポーツ教室の開催などさまざまなスポーツにふれる機会の提供を推進します。

▽成人スポーツ
町民が気軽に参加できる「町民スポーツ大会」などを開催し、町民が継続的にスポーツに取り組める機会の提供に努めます。