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令和5年度 施政方針(1)

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北海道 様似町

■町民がしあわせと感じられるまちづくり
町長 荒木 輝明
町長に就任して2回目の新年度を迎え、私がめざす「町民がしあわせと感じられるまちづくり」の実現のために、職員一丸となって取り組んでまいります。
令和4年を顧(かえり)みますと、原油価格や物価が高騰し、生活に大きな影響を及ぼしました。今後も先行きが見通せず、物価高騰の長期化が懸念されるところです。経済状況や少子高齢化、急速に進むデジタル化の推進、ゼロカーボンヘの取組など、目まぐるしく変化する社会情勢に迅速に対応するため、関係機関と連携し、議員並びに町民みなさんと議論を深め、効率的かつ計画的な行政運営に努めてまいりますので、ご協力をお願い申し上げます。

◆推進体制の確立のために

▽財政状況と施策の方針
財政状況が厳しい中ではありますが、インフラ整備や社会福祉、教育などの施策が必要であるため、計画的な事業展開や自主財源の確保、人材の育成やICTの活用などを通じて推進体制の維持強化に努めます。

▽ジオパークを中心としたまちづくり
ユネスコが認めた貴重な固有の資源を活かし、地質などの保全や活用、自然災害対応などの施策を推進します。ユネスコ世界ジオパーク再認定をめざし、住民参画型でジオパーク活動を展開し、このまちの素晴らしさを広く世界に発信できるよう取り組みます。

▽ふるさと納税
リピーターの増加を図るとともに、効果的なPR活動の展開を行い、町内事業者のご協力をいただきながら返礼品の開発等を通じて増収をめざします。

▽対話と情報共有
地域住民との対話の機会を増やし、町政懇談会や自治会長会議、町長と語る会「お気楽トーク」の開催等を通じて、住民と行政の情報共有を図ります。

◆住みよい環境をつくるために

▽アポイ岳の環境保護
高山植物群落の危機的状況などに対応するため、復元事業を国や北海道、民間団体と連携して実施します。

▽日高山脈襟裳国定公園の国立公園化
引き続き環境省や北海道、関係各市町村と協議・連携しながら、住民生活や産業活動に影響がないよう配慮し、日高山脈地域の魅力向上に取り組みます。

▽公営住宅における居住環境の充実
錦町団地、大通第1団地の改修のほか、栄町団地の建て替えの計画を進め、良好な居住環境づくりを進めます。

▽空き家対策
空き家、空き地バンクヘ登録を希望する所有者と情報を共有し、空き家戸数の削減と移住定住対策を進めます。
また、老朽化した空き家の所有者等に対し、除却等の働きかけを行います。

▽水道事業
水道事業アセットマネジメントの実施や老朽化した施設の新築など計画的な改修と更新を進め、将来にわたって安心安全な水の供給体制を確立するよう努めます。

▽下水道事業
施設の老朽化が進む中、持続可能な下水道事業の実施のため、下水道施設全体の点検・調査、修繕・改築を実施します。

▽クリーンセンター
一般廃棄物の収集・運搬、処理事業の適正な業務体制の充実を図り、住みよい生活環境づくりに努めます。

◆安全な生活をおくるために

▽防災体制の整備
防災拠点となる消防庁舎の移転整備に着手するとともに、大津波を想定した備蓄倉庫を各地区の津波一時緊急避難場所等に設置します。また、新たな津波浸水想定と土砂災害、洪水警戒区域の情報を一元的に網羅した改訂ハザードマップを町民に配布し、自治会と連携した防災訓練や町民の自助意識を高めるための普及啓発を進めます。

▽浸水・氾濫被害の軽減
河川氾濫被害や土砂流出被害などを未然に防ぐ河川流域全体で治水対策を進め、浸水・氾濫被害に備えサルマップ川の河道掘削や門別川護岸整備などに取り組みます。

▽救急体制と防災力の強化
より高度な救急処置ができるよう、技術の向上をめざすとともに、消防団の充実を図るなど地域の総合的な防災力の強化に努めます。

▽消防庁舎
防災拠点施設として移転改築が必要なことから、令和7年度の完成をめざして、今年度は基本設計委託業務を実施します。

▽交通安全
交通安全意識の向上のため、関係機関団体と、各種交通安全運動の啓発活動を実施します。

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