令和5年度 施政方針(3)

3／38

◆心豊かな暮らしを生み出すために

▽農業
経営所得安定対策制度や国が100%補助している農業次世代人材投資事業の活用により、農家所得の安定と青年就農者への支援を続けていきます。

▽軽種馬産業
国や北海道、関係機関・団体における各種事業の活用などにより、生産農家の経営安定と向上に努めます。

▽夏秋採りイチゴ栽培
地域に即した栽培マニュアルを活用する中で、優良な産品の維持と生産性の向上を図るための支援を続けていきます。

▽稲作
環境保全型農業の取組を継続して支援し、特別栽培米「アポイ米」の地場産での消費拡大に向けた取組を促進します。

▽畜産業
優良肉用繁殖素牛貸付事業や自家保留による繁殖雌牛の奨励事業により、引き続き支援します。

▽林業
森林整備計画に基づいた造林や保育、間伐などの森林施業を実施し、豊かな森づくりに取り組みます。また、そのことによる雇用の確保や地球温暖化対策・脱炭素社会に貢献できるよう、適切な森林整備に努めます。

▽エゾシカ対策
高齢化が進むハンター及び担い手対策として、ハンター免許取得助成を継続し、担い手の確保に努めます

▽水産業
赤潮対策緊急支援事業による支援を継続するとともに、例年実施しています沿岸漁場の保全事業や雑海藻駆除事業、増殖事業などへの支援や漁家戸数の減少対策として、基礎的な研修や資格取得、施設等の整備に対する支援を継続して実施します。

▽商工業
コロナ禍と物価高騰で非常に厳しい状況の中、事業者が安心して経営ができるよう、関係機関と連携し対応を進めます。また、プレミアム付き商品券の発行などの町内での消費喚起事業について、より良い方式を検討しながら支援します。

▽観光
昨年度、観光戦略を策定したところであり、まちを活性化するプログラム作りなどを進めていく中で、中核となるアポイ山荘などについて、改修・再整備に向けた将来像を検討いただく場を設置し、事業者などのご意見を伺いながら進めます。

▽イベント
「アポイの火まつり」のような、地域のかたがたが楽しむことができ、本町のことを発信できるイベントを持続可能なかたちで支援していきます。

▽交流促進施設「アポイ山荘」
町民の健康・福祉、地域間交流を増進していくため、指定管理者と協力し、アポイ山荘の適切な支援と管理運営をします

◆発展の基盤づくりのために

▽町道の維持管理
道路舗装や排水溝の点検・補修を含め、引き続き、より効率的な維持管理に努めるとともに、緊急時における国道および道道や近隣町との地域間を結ぶ道路網の確保に努めます。

▽公共交通等の確保
日高地域の広域公共交通はバス路線が担っており、引き続き「日高地域広域公共交通確保対策協議会」に参画し、持続可能な公共交通の確保に努め、町内路線バスの維持を図り、町の「地域公共交通計画」の策定に向けた準備と、本町に適した交通サービスの検討を進めます。

▽公共施設の有効活用
公共施設の個別管理計画を策定し有効活用を図るとしていますが、地域の集会施設について、今後のあり方を検討するとともに、用途廃止としている集会施設は地域との話し合いを行う中で、統廃合を進めます。

▽移住・交流の促進
「関係人口」を創出していくきっかけづくりとして、SNSやふるさと納税などを活用した情報発信を行うとともに移住体験住宅事業に加え、リモートワーク・ワーケーションのモニター事業を実施します。