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自治体の皆さまへ

移住体験住宅利用者に聞いてみました!

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北海道 様似町

■移住体験住宅って?
様似町では、移住・定住を検討しているかた向けに、町での生活を体験してもらうために家具・家電備え付けの「移住体験住宅」をご用意しています。
移住体験住宅は、利用者のかたに町での暮らしを体験してもらうとともに、地域のかたと交流し町の雰囲気を知ってもらおう、ということを目的に整備しています。(6月20日現在、住宅3棟のうち原田さん含め2棟が入居中となっています。)

■原田勝朗(はらだかつろう)さん・千惠子(ちえこ)さん

◆移住・定住 様似暮らしの魅力と課題

▽移住について
原田勝朗さん千惠子さんご夫婦は、千葉県在住の70代。平成31年ころから、夏は気候のいい様似町の移住体験住宅を利用することが増え、千葉県との二拠点生活をスタート。趣味の旅行で長期滞在の楽しみを覚えたという原田さんご夫婦、その延長線上に移住がありました。「移動しない旅行ですね。暮らしの中での人々との触れ合いや生活。家でもここに居ても、やることは変わらない訳ですから」。
平成27年、仕事での縁から初めて様似町を訪れました。「塩釜トンネルの先の景色はすごく印象的で、海も山も町もコンパクトで好きなんです」と話す千惠子さん。
その後、様似町の移住体験住宅を利用するようになり、知り合いのバンドの一員としてアポイの火まつりへ参加するなど、地域との交流も図りつつ、ゆっくりとした様似暮らしを楽しんでいるそうです。

▽移住体験住宅での生活
「ここに根をはって生活を楽しんでいます。買い物もできるだけ町内で済ませます」と千惠子さん。滞在中は、町外に出ていくことは少なく、自宅にいる時とほとんど変わらない過ごし方をしています。
「町民のかたから新鮮な魚や野菜をいただくこともあります。もう5年も毎年来ているので、次はいつ来るのなんて言って待っていてくださるかたもいます」と、日常生活を楽しむ中で、地域のかたがたとの交流も広まってきたと話します。
「近所のかたにあいさつをした時、体験で移住してますと話すと『家が無ければ、うちの2階が空いているからどうぞ』と言っていただきました」と勝朗さん。受け入れられているような気がして嬉しかったそうです。

▽様似暮らしの魅力とは
地域の魅力は住んでいる当人たちには気がつきにくいもの。原田さんご夫婦に、外から見た様似暮らしの魅力について伺ってみると「色々見て回った中でも、やっぱり景色がいいです。すごくコンパクトに海・山を見て過ごすことができる。朝起きて窓から見える山の景色が大好きです。町民のみなさんはあまり意識しないかもしれませんが…。夜は星空がすごく綺麗です。明かりがないから星が読めるんですよ。そういう中で生活できるのが一番の魅力です」と語ってくれました。

▽移住までの課題は
移住体験住宅を利用するようになり、様似町に季節移住を考え始めたころ「季節移住ですけど、最初はがんばって家を探していたんですが思うようにいかなくて…」と、移住への課題として、住宅の確保と維持管理の難しさがあると話します。
「住む場所と冬期間の維持管理をしてもらえるシステムがあればというのが希望です。簡単には出来ないと思いますが…」。
また、移住後については「移住する人と地域のかたが自然な形でコミュニケーションを取れる場があるといいです。行政が主体になって作ってもいいと思います」。

▽最後に
最後に、町民のかたへ向けて原田さんご夫婦よりメッセージをいただきました。
「今回、役場のかたがたに名札を作っていただきました。これを付けて、よく2人で目的もなく緑町周辺を散策しています。あの家いいねとか話しながら歩いています。悪気はありませんので、気軽に声かけていただけたらありがたいです。今後ともよろしくお願いします」。

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