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9月1日は「防災の日」普段から、いざという時の備えを

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北海道 様似町

毎年9月1日は、1923(大正12)年に関東大震災が起きたことなどにちなみ、「防災の日」と定められています。
地震や津波などの自然災害はいつ起こるのかわからないものです。事前に、家庭で避難用の備蓄を備えたり、避難ルートを確認しておくことで、被害を最小限に抑えることができます。例えば、食料や水、必要な薬、乳幼児や妊婦さんの特別なケア用品などを用意しておけば、避難場所においても安心して過ごすことができます。
町民のみなさんも、今一度災害への備えについて考えてみましょう。

■津波からの避難は時間との勝負です!
様似町には地震発生から26~28分で津波の第一波が到達すると予想されていますが、海岸沿いや川の河口付近ではさらに早く浸水が始まることもあります。
また、東日本大震災では地震発生から5分以上も揺れが継続しており、地震発生直後に避難を開始することができない可能性もあります。
津波から迅速に避難するためには、日頃からの備えを行い、避難準備にかかる時間をできるだけ短縮することが必要です。

■家庭内の避難経路は確保できていますか?
想定される大地震が発生した場合、様似町では震度6強の揺れが起こるとされています。地震により家具などが転倒し玄関までのルートがふさがれてしまうと、迅速な避難ができなくなってしまいます。
また、寝室に大きな家具を置いている場合、その下敷きとなって逃げ遅れてしまうおそれがあります。大きな家具は必ず固定し、なるべく寝室や避難経路上には置かないようにしましょう。
ハザードマップもご確認ください

■非常持出袋のご準備を!
町では、前ページでご紹介したように、津波に備えて防災備蓄庫を整備し、非常食や水、防寒用品などの備蓄を行っていますが、町民のみなさん全員が満足できるだけの量を備蓄することはできません。
津波浸水想定区域内にお住まいのかたは、迅速に避難できるよう玄関など避難時に必ず通る場所に非常持出袋を備えておくようにしましょう。最初から全てのものをそろえる必要はありません。できる範囲から、徐々に取り組みを始めていきましょう。

■足腰が不自由な人もあきらめずに!
「津波てんでんこ」(まずはてんでばらばらに逃げること)ということわざのとおり、津波から身を守るには、一人ひとりができる範囲の行動をしっかりととることが不可欠です。
足腰が不自由なお年寄りのかたなども「どうせ逃げられないから…」とあきらめたりせず、家の中から玄関まで出てくるだけで、他の人に手助けしてもらえる可能性も広がります。

■非常持出袋に入れておくものの例
※重さの目安 男性15kg、女性10kg

▽非常食・飲料水
・非常食(軽量、調理や水が不要なもの)
→カロリーメイトなどの栄養補助食品、飴やチョコレート、ゼリー飲料など
・飲料水
→500mlペットを2~3本ほど

▽情報収集用品
・携帯ラジオ
・スマホ用のモバイルバッテリー(電池式でもOK)

▽救急・衛生用品
・絆創膏、包帯、消毒液
・水に流せるティッシュ
→トイレットペーパーの代わりにも
・ウェットティッシュ
・マスク
・持病の薬
・携帯トイレ
・歯みがきシートや歯間ブラシ

▽衣料品
・雨合羽
→傘よりも両手の空く雨合羽を準備しましょう
・替えの下着
→雨や津波で濡れてしまった場合の体温維持のため

▽便利用品
・ヘッドライト
→懐中電灯より両手の空くヘッドライトがおすすめです
・乾電池
→単3か単4に統一しましょう
・ビニール袋
・作業用手袋(軍手でも可)
・マッチやライター

▽貴重品
・現金
・身分証明書(コピーでも可)
・家族の連絡先メモ

▽暑さ・寒さ対策用品
・アルミ保温シート
・使い捨てカイロ
・扇子やうちわ

▽ご家庭によって必要になるもの
・赤ちゃん用ミルクや離乳食
・使い捨て哺乳瓶
・おむつ
・おしりふき
・予備のメガネ
・生理用品
・ペット用品

※非常持出袋は両手が空くように、背負うタイプのものにしましょう。

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