「人生会議」とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や信頼する友人、医療・ケアの関係者等と繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があり、いつかは人生を締めくくる時期が訪れます。元気なうちから「人生会議」を重ねることで、あなたが自分の気持ちを話すことができなくなっても、あなたの気持ちに寄り添った医療やケアを受けることができます。また、あなたの大切な人の心の負担を軽くすることにも繋がります。
■なにを話し合えばいいの?
一般に「どんな治療を、どこまで受けたいか」、「どこで、誰と最期を過ごしたいか」、「自分の思いや考えを誰に代弁して欲しいか」などを話し合います。「人生会議の日」をきっかけとして、普段あなたが考えていること、大切に思っていることなど、話しやすい内容からご家族や周囲の信頼できる人たち、かかりつけの医師に伝えてみてはいかがでしょうか。
■豆知識(最期にみられる旅立ちのサイン)
(1)体が求めるままに眠る時間が増え、食べられる物や量が減ります。
(2)時間や場所、話している相手が誰かわからなくなります。また、夢と現実の区別が出来なくなる場合があります。
(3)尿や便の感覚がわからなくなったり、尿の量が減ります。
(4)手足が冷たくなり、肌色も悪くなってきます。
(5)喉元で淡がからんでいるようなゴロゴロとした音がします。
(6)呼吸が速くなったり、遅くなったり、無呼吸になったりと不規則になります。
(7)あごを上げて空気を欲しがるような呼吸になります。本人には意識がないため、この時苦痛は感じていません。
※最期まで周囲のかたの声が聞こえ、温かい雰囲気を感じることができます。
⇒返答や反応が無くても、手を握ったり安心できる言葉をかけ続けてあげてください。
※詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧いただくか、下記までお問い合わせください。
■話し合いの進め方(例)
相談窓口:様似町保健福祉センターきらく
【電話】36-5511
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