町では、住民参加のまちづくりを目的に、町長と語る会「お気楽トーク」を実施しています。第3回目となる今回は、様似町から浦河高校に通う生徒10名と町長で、生徒による課題研究発表や様似町には今何が必要なのかなどについて語り合いました。
実施日:令和6年10月11日(金)
会場:浦河高校
町では町長と語る会「お気楽トーク」を開催していただける、団体・グループ(5名以上)を募集しています。詳細につきましては企画調整課広報広聴係(【電話】36-2122)までお問い合わせください。
町長:この町長と語る会「お気楽トーク」は、町民の意見、思いを聞いて町政に生かしていきたいとスタートしました。今回3回目ですが、1回目、2回目とさまざまなご意見をいただきながらまちづくりに取り組んでいます。私が町長になったときの公約のひとつに、様似に住んで良かったと思ってもらえる町を作るということがあります。もし将来、みなさんが様似町から出たとしても、地元には家族がいるはずですので、大人になって帰ってきたときには、様似のまちづくりについてみなさんから提案をいただければうれしいです。今日は短い時間ですが、みなさんの思いをしっかり訴えていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
■「様似町で夢を叶えるためには何が必要ですか?」
町長:町では、子育て支援に力を入れています。18歳までの医療費無料やスクールランチ無償化、スマイルクーポン、公設塾などさまざまな支援を実施しています。様似で育った子どもたちを応援したいと取り組んでいます。みなさん夢に向かって努力している中で、様似にこういうことがあればいいとか、今後こういう町になって欲しいという思いを聞かせてください。
▽交流の場が欲しい
生徒から出た意見:様似で働くということがあまりイメージできないので、様似で働くことの魅力を知ることができる場が欲しいです。
様似の学校はクラス替えがなかったので、高校入学時にコミュニケーションで苦労することがありました。もっと人と交流する機会が欲しいです。
様似でも外国人のかたが増えてきているので、交流できる機会があればいいと思います。
町:もっと交流できる場が欲しいという意見が多いんですね。みなさんが話すように、大人と小中高生が交流をできる場が少なくなっているということなのかもしれません。クラス替えの話は、まさに私の娘も同じことを言っていました。多様な交流の機会を望む声が多いんだということが再確認できました。
また、課題研究発表でも話の出た、外国人のかたとの交流は、様似町でも昨年度、外国人のかたとイベントをやって、すごく盛り上がりました。交流の場も含めて高校生の立場で町のほうに提案いただければ、いい方向に進むのかなと思います。
▽ITCで若い人の興味を
生徒から出た意見:将来理工系の学部に進学を考えています。様似町でICT関連の産業を発展させていくことができれば、若い人の興味を惹くことができるんじゃないかと思いました。
町:ICT産業まではいっていないのですが、2年前に町内全域に光回線を整備しました。使いたい人が回線を引いてもらえば使えるという環境はできています。また、防災無線に代わるものとして「登録制メール」というものを導入しています。登録されたメールアドレスに町からのお知らせを一斉に送信するというもので、現在、町の人口約3,800人のうち450人ほどの登録です。毎月広報誌の表紙の下の方に登録の案内を載せていますので、みなさんもお父さん、お母さんもぜひ登録していただければと思います。
■様似町でも実現できることは
▽自動販売機で販路拡大
生徒から出た意見:商品を企画・開発して、いいものを多く人に届けたいと思っています。それを様似で実現しようと思ったら、少し変わった形の自動販売機があればいいと思いました。飲み物だけじゃなくて、お土産や衣類なども販売できる自販機があるので。
町:確かに今は飲み物だけじゃないですよね。空港でもどこでも、お土産屋さんみたいな自動販売機がありますよね。そしてそれは、都会じゃなくても田舎でもできることだと思います。発想次第でいろいろバリエーションが広がって素晴らしい発想だと思いました。
~~~
町長:様似は施設分離型の小中一貫教育で、プレゼンテーションとコミュニケーション能力を培うということでやってきています。今日その実践を聞かせていただき、頼もしく思いながら聞いていました。自分の夢に向かって努力しているなというのが、みなさんの顔を見ててもわかります。機会があれば様似でそれを実現するというのもひとつだと思います。本日は、ありがとうございました。
齊藤校長:みなさんの要望を聞いていて、様似ってパン屋さんあったかなと思って、みなさんパン屋さんあったらどう?でもそういうのは行政がやることじゃないから、うちの卒業生がやるとか…お金の問題があるけどね。来年は様似町の課題研究も考えてみると、役場に聞きに行ったり、地域との関わりに繋がっていくと思いました。
中島朱梨さん(生徒代表):今回の機会を通して、生徒からの意見や要望を直で言えたということで、もっと活性化につながって欲しいと思ったし、もっと様似町と浦河高校が関われる機会を増やしていきたいなと感じました。ありがとうございました。(閉会)
浦河高校のみなさん ありがとうございました!
<この記事についてアンケートにご協力ください。>