文字サイズ
自治体の皆さまへ

人口推計から見る将来像(2)

3/26

北海道 様似町


町の若年層の人口が減少している現状は、様似町の将来にとって重要な課題となっています。
若者が地元を離れる・戻ってこない主な理由としては、高等教育や就職の機会、仕事の選択肢、さらには現代求められている多様なライフスタイルや文化が大都市圏に集中しているということが挙げられます。
しかし、この問題を「都会の魅力に負けている」と捉えるだけではなく、若い世代に地元での生活や就業の可能性を見出してもらうことが重要です。


都市部では大学・専門学校などの進学先やスキルアップのための教育機関、仕事の選択肢が豊富にあります。キャリアアップの機会も多く、魅力を感じる若者が多いです。


自身が希望する生き方を実現するため、また、文化や趣味などの活動で自己表現を追求するために、人との出会いが多い都会へ行くことが考えられます。


“若い世代に地元に戻ってきてもらう”この目的を達成するためには、若者が地元で働けることや経済的に安定して生活することができる条件を提供することが必要です。また、家庭ということに焦点を当てると、充実した子育て支援や柔軟な勤務体系(パートタイムやフレックスタイム制)などの制度や取組があげられます。
次のページでは、浦河高校に通う生徒に協力していただき、高校生たちの実際の声を聞いてみました。若い世代の声は、人口減少・流出という課題について理解を深め、様似町の将来像を考えるためにも欠かせないものです。高校生が示した視点を第9次総合計画の後期計画策定のプロセスに取り入れることで、若者のニーズに合致した施策を考えていくことができます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU