2025 謹んで新春のお慶びを申し上げます

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本年も町議会議員各関係委員会委員および町職員の総力をもって「町民がしあわせと感じられる町づくり」を進めてまいりますのでよろしくお願いいたします

■しなやかに!柔軟に!躍動の年に!

新年明けましておめでとうございます。
みなさまには、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年6月に本町を含む日高管内・十勝管内の13自治体を跨ぎ、国内最大の面積を誇る「日高山脈襟裳十勝国立公園」が誕生しました。特に、本町のシンボル「アポイ岳」は、ヒダカソウをはじめとした国の特別天然記念物「アポイ岳高山植物群落」などの貴重な自然が評価され、大変うれしく思っています。
今後は、道内外からの観光客などの交流人口の増大が期待されるため、関係自治体と連携し、各種イベント開催や自然を活用したアクティビティの提供、さらには景観を活かした施設整備など、受入体制を整えていく必要があります。他方、登山客によるオーバーユースも懸念されるため、アポイ岳の貴重な自然を守るための対策を検討しつつ「保全と活用」の観点で次代へつなげてまいります。

また、町の基幹産業であります一次産業、特に水産業において、今もなお続く赤潮による漁業被害や、地球温暖化の影響と思われる秋サケ漁の不漁などにより、漁業関係者に大きな影響を与えているため、今後も引き続き、関係機関と連携や働きかけを図り、早期回復に向けて取り組んでまいります。

今年は、本町の長年の課題でありました消防庁舎建設の大規模工事に着手いたします。消防庁舎建設は、町民の生命、身体及び財産を守る活動拠点施設として、現在の会所町から西町高台へ場所を移し替え、いよいよ建設工事がスタートし、令和8年5月下旬の完成を目指します。

私の町長としての職責は、今年9月までになります。任期中の集大成として、日高管内で一番人口が少ない町ですが、これからも地域の経済発展・福祉向上に尽力し、心から安心して住み続けられる町とするため、「町民が幸せと感じられる町づくり」の実現に向けて、町民みなさまと共に考え歩んでまいりますので、ご協力をお願い申し上げます。

ここ数年、物価上昇や燃油高騰など、町民の生活基盤を揺るがす厳しい状況が続いていますが、今年の干支であります「巳」のように、しなやかに柔軟に対応し、「躍動の年」を迎えられるよう、日々まい進したいと思います。

結びに、本年がみなさまにとって健康で明るく最良の年となりますようご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

様似町長　荒木輝明