■ジェンダー・バイアスクイズ!「少年サッカーチーム」
小学生のナオトとカナは同じ地域のサッカーチームに所属しています。カナはいつも周りの大人から「女の子なのにサッカーが好きなんてめずらしいね!」と声をかけられ、少し居心地の悪さを感じています。一方、ナオトはカナが自分よりずっと上手だと思っており、同じポジションを競える仲間として尊敬しています。ところが、コーチはカナに向かって「ケガをしたら大変だから、あんまり激しい練習はしない方がいい」と言い、試合でも控えメンバーに回してしまいました。
問.このサッカーチームには、どのようなジェンダー・バイアス(性別に対する固定観念)が見られるでしょうか?
(1)サッカーは男の子がやるスポーツ
(2)女の子は怪我をしやすく激しいスポーツに向かない
(3)男の子の方が体力があるのでスタメンに選ぶのは当然
正解は(1)~(3)すべてがあてはまる可能性があります。本人の実力や希望よりも「女の子だから」という理由だけで練習や試合の機会を制限するのはジェンダー・バイアスの典型例です。子どもたちの可能性を伸ばすためにも、まずは大人の先入観を取り除くことが大切です。
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