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名誉町民 中村秀夫先生 ご逝去

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北海道せたな町

■ここに生前のご遺徳を偲び謹んで哀悼の意を表します
本町の名誉町民中村秀夫先生(上尾中央医科グループ創立者・名誉会長)におかれましては、本年4月15日に享年93才をもってご逝去されました。
ご葬儀は4月25日通夜、翌26日告別式が上尾中央医科グループ葬として東京都内の築地本願寺において執り行われ、喪主は同グループ会長でご長男の康彦氏です。
本町からは高橋貞光町長と真柄克紀町議会議長が参列し、先生が果たされた偉大なご功績と、郷土せたな町に寄せられた数々のご貢献に感謝を申し上げ、生前のお姿を偲び、せたな町を代表してご冥福をお祈りいたしました。

中村秀夫先生は、1927(昭和5)年1月、旧瀬棚町でお生まれになり、幼少期は東瀬棚尋常高等小学校に学ばれ、1955(昭和30)年3月東京医科大学を卒業して医師の道を歩まれました。
長兄の中村哲夫先生、次兄の中村隆俊先生、末弟の中村秀夫先生3兄弟の幼いころ、父、中村末吉氏が「毛利元就の三本の矢」に因み「3兄弟の結束」を説かれ、それが「三本杉岩の誓い」となり、後にそれぞれが医師の道を協力して歩まれ、3病院の開設から今や日本屈指の三大総合医療グループに発展され、名実ともに日本の医療・保健・福祉分野を牽引されています。

上尾市街を見下ろす上尾中央総合病院10階の中村記念講堂モニュメントは、人の身の丈ほどの岩石を削りだした三本杉岩が造形され、ふる里瀬棚の海で誓われたご兄弟の「凌雲の志」を今も伝えております。
中村秀夫先生が創立者として率いた上尾中央医科グループ(AMG)は、埼玉県の上尾中央総合病院を軸として、1都6県に28病院と21介護老人保健施設等を開設し、地域でのハイレベル・トータルケア(保健・医療・福祉)を目指されるほか、医療専門学校を3校開設し、看護師や理学療法士など多くの人材を輩出しています。
現在、職員数1万9千5百人を擁し、発祥の理念「高度な医療で愛し愛される病院・施設」の実践に取り組まれています。

中村秀夫先生は、郷土せたな町に常に心を寄せられ、多年にわたって多額の浄財を寄附され、平成29年には地域医療を担う医師等養成の奨学資金原資として「中村秀夫基金」に1億円を寄進。町民福祉の増進及び地域医療の向上にご尽力をいただきました。

■栄誉
平成12年3月 厚生労働大臣 救急医療功労者
平成14年11月 勲三等瑞宝章受章
平成26年1月 上尾市市民栄誉賞
平成29年11月 地方自治法施行70周年記念表彰
平成30年4月 紺綬褒章受章
平成31年4月 せたな町名誉町民章受章

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