文字サイズ
自治体の皆さまへ

Health~保健師からの健康アドバイス~

14/28

北海道せたな町

■6月4日は「虫歯予防の日」~正しい歯みがきで歯の健康を守りましょう~

〈今月の担当は髙森 優希です〉

毎年6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。また、6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで「虫歯予防の日」と言われています。この機会に歯と口の健康について考えてみましょう。

子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)に比べて柔らかく未熟なため、虫歯になりやすく、虫歯の進行もとても早いのが特徴です。特に1歳6か月~3歳になる間に急激に虫歯が増加する傾向にあります。
せたな町の乳幼児健診の結果も同様であり、5歳になると虫歯の保有者はさらに増加します。

▽虫歯予防のためには
・規則正しい食生活が大切です。
虫歯の一番の原因は砂糖です。糖を溶かすときに歯の表面も溶かしてしまうので、だらだら食べたり、口の中で砂糖が残りやすいものは注意が必要です。おやつやジュースは時間や回数を決めてあげましょう。
・毎日の歯みがきが重要です。
1日1度、寝る前に丁寧に磨く習慣をつけましょう。(保護者が仕上げ磨きをしてあげましょう)
・フッ素の利用
虫歯菌の活動を抑え、虫歯に強い丈夫な歯をつくり、歯の再石灰化作用(修復作用)を促進します。
フッ素は、海草類やお茶などの食品にも含まれている自然元素の一つです。世界各国で虫歯予防に利用されています。

▽子どもだけではありません。加齢に伴い、歯を失う方が多いのが現状です。原因は虫歯や歯周病によるものであり、全身の健康に悪影響を及ぼすと言われています。
特に歯周病は40歳以降に歯を失っていく大きな原因となっており、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎を引き起こすことと深い関連があります。
歯周病や虫歯の原因は、口の清潔を保てていないことです。日頃からのケアにより、歯の健康を保つことは、全身の健康を守ることにも繋がります。

▽毎日の歯みがき、自己流になっていませんか?
隅々まで磨いたつもりでも、意外と磨き残しがあるものです。
歯みがきは歯と口の健康を守る基本です。適切なケアをしましょう。

■歯ブラシの持ち方と選び方
・ヘッドは小さめ
・やわらかめ~普通のかたさがおすすめ
・鉛筆を持つように持つ
・歯茎を傷つけないように優しく磨き、歯間を丁寧に。
・歯と歯茎の境目は45度
・歯の側面は水平に当てて小刻みに動かす
・歯間は歯ブラシの毛先が届きにくいので、歯間ブラシやデンタルフロスが役に立ちます。
どちらも歯と歯の間に通して使います。

歯の性質や歯並び等は個人差があり、歯みがきだけでは取り切れない汚れもあるので、年1~2回の定期的な歯科受診も大切です。
子どもは虫歯にならないように、大人になったら歯周病が進行しないように、予防のためには歯みがきや食生活などの生活習慣を整えることも大切です。

せたな町では、乳幼児健康相談と合わせて、就学前のお子様にフッ素塗布を行っています(塗布間隔は4か月に1度)。また、歯科医師による歯科健診や相談も行っていますので、ぜひご利用下さい。
日時:毎月乳幼児健康相談日 13時00分~15時30分
場所:せたな町健康センター

健診申込・健康相談などは各保健師まで
・せたな町健康センター【電話】0137-84-5984(直通)
・瀬棚支所【電話】0137-87-3311
・大成支所【電話】01398-4-5511

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU