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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ(1)

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北海道せたな町

■コツコツとまちづくり一筋
せたな町長 高橋 貞光

新年、おめでとうございます。
町民のみなさまにはつつがなく新春を迎えられましたこと、心よりお慶び申し上げます。
また、日頃より町政の推進にあたり、あたたかいご支援やご協力を賜り感謝申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと2月、町内2農協が合併し新たな「新函館農業協同組合」が誕生し、農業振興の拠点となる「せたな営農センター」の改修工事も完成、今後は一元化した強力な営農指導体制のもと、本町農業の持続的発展が大いに期待されているところであります。
また、5月8日より「新型コロナウイルス感染症」が日本で確認されて3年余りが経過し、流行も落ち着いてきたことから「5類感染症」に位置づけられ、自主的な取り組みを基本とする対応にかわりました。ようやく普通の生活ができるようになり、せたな3大イベントの「玉川公園水仙まつり」、「がっぱり海の幸inわっためがして大成」、「せたな漁火まつり」が4年ぶりに全て開催できました。
さらに、これまで2億円余りの予算で長寿命化を進めてきた「大成町民センター」の改修工事の完成や、一昨年の大雨災害の復旧工事も完了できました。
加えて、長年の懸案でありましたトンケ地区農地整備事業も事業採択となり新年度は調査設計が始まります。このように予定通り行政課題の解決やまちづくりに取り組むことができましたのもひとえに町民みなさまのご支援の賜物であり、重ねて感謝申し上げます。
一方で、これまで私たちが経験したことのない記録的な猛暑の年でもありました。町民のみなさんの生活への影響はもちろん農業では、稲作が作況指数106と豊作ではありましたが、高温により農作物の品質低下や、酪農では乳量の減少、漁業ではサケの不漁と残念な結果となりました。
こうした状況を受け、今年は早期に小中学校エアコン整備工事の発注に努め、教育環境の改善に取り組むほか、再エネ海域利用法に基づく海洋再生可能エネルギー発電設備促進区域について、経済産業省と国土交通省は檜山沖を新たに「有望な区域」として追加しました。「促進区域」指定に向けた協議を進めるための法廷協議会を設置し事業促進に向け協議を進めております。せたな町としても檜山管内各町と協力しながら地域や漁業振興、電力の地産地消、関連産業の誘致、雇用創出等具体的な協議を進めてまいります。
また、これまで準備を進めてきた上下水道の公営企業会計移行ですが、将来にわたり持続可能な経営を確保するため、経営の透明化による基盤強化や効率化、町民サービスの向上等を目指し、新年度から取り組んでまいります。
依然として、ウクライナやパレスチナ問題の終息が見通せず、混迷する国際情勢の影響を色々な形で感じているところではありますが、今年もしっかり将来を見据え、行政のやるべき課題の解決に、職員の皆さんとともにこれまで同様取り組む所存でございますので、本年も変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
今年は辰年です。
「活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年」で縁起の良い年とされております。本年が町民のみなさまにとりまして幸福な良い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

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