〈担当は管理栄養士米川美里です〉
今が旬のホタテですが、実は養殖の方法により旬が違います。日本海側で多く行われる垂下式は3~4月、オホーツク海や根室海峡地区で多く行われる地撒き式は8~9月が美味しくなる時期で、水揚げ量も多くなります。
ホタテは高タンパクで低脂質、ミネラルが豊富で特にタウリンという成分が多く含まれています。タウリンは動脈硬化の予防効果があり、悪玉コレステロールの値を下げ、肝機能を強化します。
●3月3日は桃の節句
ひなまつりには、昔からひな人形を飾り、菱餅やひなあられ、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物を食べる習わしがあります。ちらし寿司のえびには「長生き」、れんこんは「見通しがきく」、豆には「健康でまめに働ける」という、縁起かつぎがあります。はまぐりは2枚の貝がらぴったり合う様子から、「夫婦なかよく」の意味があり、昔は花嫁道具として持たせていました。3月3日のひなまつりには、家族みんなで楽しくお祝いしませんか。
「海鮮ちらしケーキ」
栄養成分(5号型 1/8カット)
エネルギー:190kcal
たんぱく質:6.1g
脂質:1.7g
炭水化物:37.6g
塩分:1.2g
糖質:35.7g
■海鮮ちらしケーキ
《材料:5号型》
○酢飯・米飯…2合(炊き上がり約700g)
・砂糖…20g(大さじ2杯)
・塩…5g(小さじ1杯)
・レモン汁…15g(大さじ1杯)(お酢でも可能です)
○混ぜご飯
・きゅうり…50g(1/2本)
・塩…1g
・白ごま…3g(小さじ1杯)
・たこ…30g
・梅干し…10g(1個)
○飾り
・きゅうり…50g(1/2本)
・ホタテ貝柱…120g(4個)
・すじこ…10g
○錦糸卵
・卵…2個
・砂糖…6g(小さじ2杯)
・酒…5g(小さじ1杯)
・塩…1g
・油…適量
《作り方》
(1)型もしくは、牛乳パックを切って15cmの直径になるようテープで留めておく。
(2)錦糸卵を作る。卵に調味料すべてを入れてよく混ぜる。フライパンに油を引いて混ぜたものを薄く広げながら焼く。焼き終わったら冷まして、千切りに切っておく。
(3)混ぜご飯の具のきゅうりをスライサーで切る。ボウルにきゅうりを入れ塩をまぶす。5分たったら余分な水分を手で絞る。たこは、粗みじんに切り、梅は種を取りほぐしておく。
(4)酢飯を作る。ボウルに砂糖、塩、レモン汁を入れて混ぜ合わせ、温かいご飯に混ぜる。混ぜ終わったら、3等分に分ける。
(5)(4)の3等分に分けたご飯の1つにきゅうりとごまを合わせる。もう一つにたこと梅を入れて合わせる。
(6)(1)の型に4のご飯を詰める。きゅうり混ぜご飯→酢飯→たこの混ぜご飯の順に詰める。
(7)型を外し、飾りを好きな形に切り乗せたら完成。
「今回は3色を表したちらしになっています。飾りやご飯はいろいろアレンジしてみてください!」
「緑、白、ピンク(紅)の3色の餅を菱形に切って重ねたものが「菱餅」といいます。菱餅の赤色には「魔除け」、白は「長寿・清浄」、緑は「健康や長寿」とそれぞれ意味があり、女の子の成長を祝い、幸せを願う意味が込められています。」
<この記事についてアンケートにご協力ください。>