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自治体の皆さまへ

健康づくりだより vol.105

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北海道ニセコ町

◆生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わうために

◇6月は歯と口の健康週間です
6月4日は「6(む)と4(し)」の語呂合わせで、「むし歯予防の日」といわれています。
また、6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。

◇8020運動とは
8020運動とは、日本医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯が残っていれば、硬い食品もほぼ満足にかめるといわれています。

◇「8020」達成のために必要なことは?
「8020」を達成するためには、歯の喪失の二大原因である「むし歯」と「歯周病」の予防が必要です。むし歯予防には、「菌を付着させない」、「菌をつくらない」、「歯を溶かさない」の3原則が大切です。「菌を付着させない」ために、「食べたら磨く」習慣をつけましょう。小さなお子さんは、必ず仕上げ磨きを行いましょう。また、「菌をつくらない」ために糖の取り過ぎに注意しましょう。砂糖の含まれる食べ物や飲み物を口にするたびに、むし歯菌がつくり出す酸により歯が溶かされる状態になってしまいます。間食の時間を決め、だらだら食べをしないようにしましょう。さらに「歯を溶かさない」ためには、フッ化物配合歯磨剤の使用や、フッ素塗布、フッ化物洗口が有効です。歯の表面からカルシウムが溶け出すのを防ぎ、強い歯を保つことができます。
歯周病予防には、歯ブラシによる清掃に加え、デンタルフロスや歯間ブラシの使用が有効です。また、定期的に歯科医院を受診し、自分では取り除けない歯垢や歯石を除去してもらうことも大切です。喫煙も歯周病の原因となるため、禁煙も重要となります。

◇からだの健康はお口の健康から
歯周病は、さまざまな全身の病気と関連しています。歯周病は、細菌の感染によって引き起こされ、歯ぐきや歯を支える骨が溶けてしまう炎症性の病気です。その炎症によって出てくる毒性の物質が歯肉の血管から全身に入り、さまざまな病気を引き起こしたり、悪化させるといわれています。具体的には、糖尿病、肥満や血管の動脈硬化、早産・低出生体重児出産に関与しているといわれています。
生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わうためには、生涯にわたる歯科疾患の予防と早期発見・早期治療が大切です。この「歯と口の健康週間」を、ぜひ歯と口の健康を見直す機会にしてください。

問い合わせ:保健福祉課健康づくり係
【電話】0136-44-2121

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