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[特集]地域おこし協力隊、こんなことやってます!(1)

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北海道ニセコ町

都市部に住む人の中には「自然豊かなところで生活したい」「人とのつながりを大切にしたい」など、さまざまな理由で地方での生活を望む人がいます。
地域おこし協力隊は、そうした思いを持つ都市部の人が、地方に住み、そこで活動し、まちを元気にする一員になってもらおうと作られた制度です。
今月は、昨年10月以降に入隊した2年目の3人と1年目の6人のみなさんの思いや目標を紹介します。
また、協力隊の活動支援を行うお二人にもお話を聞きました。

◆地域おこし協力隊とは
地域おこし協力隊(以下、協力隊)とは、国の制度で都市から地方へ生活の拠点を移し、最長3年間の任期中、地方で活動を行いながら、その地域の定住・定着を図り、地域活性化につなげる取り組みです。
当初は受け入れ側と協力隊のミスマッチなどさまざまな問題が指摘されていましたが、サポート体制の充実、お試し協力隊の創設など課題解決に向けた方策もとられ、定住率も増加傾向にあります。

◆ニセコ町の協力隊
平成23年度(2011年度)、町では初めて3人の協力隊を採用しました。その後、今まで73人の協力隊を受け入れてきており、昨年度までに45人が卒業しました。
就任時の年齢は、20代が2割、30代が4割、40代が3割、50代が1割。卒業時の状況は、町内起業が44%、町内就職が25%と約7割がニセコ町で活動を続けています。


◆2年目のみなさん
昨年10月以降に入隊した2年目の3人には、協力隊としてやりたいことや現在の取り組み内容、卒業後の目標を中心に紹介します。

◇清部 陽介(きよべ ようすけ)さん
(札幌市出身)R4.10.1~
配属先/農政課林業サポート
・資格・趣味
自転車技師・安全整備士。
・協力隊になるまで
ハンガリーの大学院で経営学を勉強しながら、ビジネスコンサルタントに従事。
・協力隊としてやりたいこと
ニセコの自然・資源・人という大切な宝物を未来へとつなぐ一歩を創り出す!
・現在の取り組み
株式会社ニセコ雪森考舎で、森林資源の活用や循環に取り組んでいます。
・卒業後の目標
森林資源の新たな利用方法を創り出したり、アクティビティプログラムを考えたりなどの新しい取り組みを行う。
自転車整備士の経験を生かして、自転車に関する困りごとも解決していきたいです。

◇工藤 大輔(くどう だいすけ)さん
(札幌市出身)R4.12.16~
配属先/ニセコ町商工会
・資格・趣味
剣道三段。有機溶剤作業主任、鉛作業主任。
・協力隊になるまで
横浜で、自動車部品工場請負業の品質・生産・工程管理を経て、部門管理に携わっていました。
・協力隊としてやりたいこと
多くの町民のみなさんと交流し、ニセコ町に貢献できる活動を模索したいです。
・現在の取り組み
商工会の事務作業、商工会会員さまの事業のお手伝い。
・卒業後の目標
地元の人も観光客も来たくなるニセコ食材を使った名物を提供する飲食店での起業。
また、深刻な人材不足にも何か貢献できないか考えていきたいと思っています。

◇工藤 実紗(くどう みさ)さん
(江別市出身)R4.12.16~
配属先/ニセコ町商工会
・資格・趣味
剣道二段、調理師免許、フードコーディネーターなど。
・協力隊になるまで
関東地域のカフェ、パン屋などで働いたあと、調理師免許を取得し、レストランで調理師として勤務。
・協力隊としてやりたいこと
ニセコの食材の魅力発信。間借りカフェ、お弁当販売、ジャムなどの食品加工販売。
間借りできるお店や場所があったら紹介お願いします!
・現在の取り組み
商工会会員の事業者さん(主に飲食店)のお手伝い。
・卒業後の目標
ニセコでカフェを開くのが夢です。町民のみなさんに喜んでもらえる仕事で自立できるよう頑張ります!

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