◆農業の未来を拓く
北海道開発局による「国営農地整備事業」が、昨年で8割の進捗となりました。町内の農地はこれまで、石礫(せきれき)が多く、粘土質による排水不良、さらに波状傾斜で農地の区画も狭いなど、農業生産に適さない条件がいくつもあり、農家のみなさんは大変なご苦労をされてきました。この事業は、町内の1,490haの農地を改良する、本町の基幹産業である農業の持続発展に不可欠な重要プロジェクトです。事業の当初は、土地改良に使う「土」の確保が町内では困難との課題がありましたが、不足する土は、企業から110haの土地の無償寄付を受けその一部の表土を利用、川沿いなどの低地を高く改良する土は、北海道新幹線のトンネル残土の活用ができました。多くのみなさんのご協力に感謝申し上げます。
ニセコ町長 片山 健也
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