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まちづくり懇談会を開催しました(1)

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北海道ニセコ町

町では毎年、地域のコミュニティセンターなどを会場に、町民のみなさんとまちづくりについて意見交換する「まちづくり懇談会」を開催しています。
今月は、昨年11月から12月に開催した懇談会での意見交換から、主なものを紹介します。

開催期間:令和5年11月27日~12月8日
開催回数:14回(町内各地域などで開催)
参加者延数:109人
寄せられた意見・要望:228件

◆デマンドバス
◇参加者から
・ニセコバスが減便してしまったので不便。デマンドバスが倶知安まで行ってくれたら助かる。デマンドバスの台数が増えたら便利だと思う。
・特に冬は多くの観光客や従業員がデマンドバスを利用するので、地元の人はほとんど利用できない。

◇町から
デマンドバスは3台必要だと思っているが、1台増やすとなると1,400万円ほどの経費がかかる。加えて、バス会社からは乗務員不足が問題とうかがっている。一方、デマンドバスを増やすよりも、タクシーチケットを配布したほうが効率がよいという議論もあるが、タクシー運転手も不足しているのが現状。今後、デマンドバスのシステム更新など、どのような方法があるか、合わせて検討する。

◆子育て
◇参加者から
・給食費は第3子以降は無料だが、子どもの給食費をすべて無償化してほしい。最初からすべて無償化にしなくても、まずは半額、3分の1と段階的にやってみてもいい。
・給食費が無償化されて、質が低下することを心配している。ニセコ町の給食はすごくよいので、質を下げないで無償化してくれるならうれしい。

◇町から
将来的に給食費は無償化にしたいと考えているので、検討していく。その際は給食の質を下げないようにする。

◆ニセコ高校
◇参加者から
・ニセコ高校が全国募集をかけるとのことだが、本来は地元の子が行きたいと思う高校を目指すべきだと思う。

◇町から
高校は専門に特化するほど門が狭くなってしまうので、生徒の多様な進路ニーズに対応した学びができる総合学科に転換する。現在、高校では精力的に改革を進めている。町内の児童生徒や町民が、英語を使いながら交流や体験活動ができる「英語村(仮称)」も設置予定。

◇参加者から
・ニセコ高校は4年制なのか、進学率や遠方からの生徒はどのぐらいいるのか。

◇町から
ほとんどの生徒は3年で卒業するが、海外でのインターンシップを希望する生徒は4年生に進級できる。ニセコ高校の進学率は4割で6割が就職する。来年度の生徒募集から道外の生徒を受け入れられる枠を設けて、1学年40人のうち3割12人まで受け入れられるようになる。

◆商工観光
◇参加者から
・綺羅街道に商店が少なく、にぎわいがない。綺羅街道に住んでいる人に優先的にニセコミライ(SDGs街区)に住んでもらって、お店をやりたい若者に貸し出すことなどを考えてはどうか。

◇町から
綺羅街道の特徴は、店舗兼住宅となっており、引き続き人が住まわれている。転居先が用意できれば、住み替えとセットで、お店をやりたい人に貸せるようにお願いはしていきたい。1つでも住み替えの事例ができて、住み替えたら住宅が暖かくて快適で、除雪も楽ということが分かれば広がる可能性はあると思う。

◇参加者から
・ニセコエリアの飲食店や日帰り入浴などの価格が高い。すべてにおいて外国人向けの単価設定になっていて、日本人にとっては買い求めづらくなってきている。

◇町から
スキーリフト券に関しては、地元の人は割引にしたり、町から支援して子どもたちのリフト券を安くしたりしている。飲食店まで町が支援することはできないが、価格を少し安くしてほしいとは考えている。

◆町民運動会
◇参加者から
・ふれあい町民運動会への参加や町内会対抗の運動会を負担に感じている人も多い。やり方を変えてみんなで楽しめるよう、地域の中で出たい人が出るような方法にしてほしい。地区別の競争方式自体を変えてほしい。

◇町から
以前、運動会自体をやめることや、隔年開催にする、という議論があったが、継続したほうがよいとの意見が多く、継続してきた経緯がある。
ふれあい町民運動会は地域の交流の場になっているので、みんなが楽しみながら継続していけるよう、方法を考えていければと思う。

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