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北海道ニセコ町

◆ニセコふぁん通信 vol.79
町民による町民のためのコーナー
あなたもレポーター活動をしてみませんか?みなさんの参加をお待ちしています

今月のレポーターは「松田裕子さん」です。地域の歴史を伝える雑誌「By Way 後志」の編集長を務めています。

◇地元に学ぶ
以前、水俣市から吉本哲郎氏を講師に招いて、ニセコの地元学が数年にわたり開催されていたことがある。生まれ育っても、また永く住んでいても、案外足元を見ていないものだ。毎日通る道も、歩いて初めて気づきがあり、こんな所にと驚きがいくつもあった。なかなか面白いもので、元から地元の歴史を知りたいと思っていたが、地元を学ぶことが体系化されていたとは。
40年くらい前、ニセコに住み始めたころから、地元の人たちと話をする機会があり、美味しいお漬物をいただきながら、若かりしころの有り様を聞かせてくれた。時にはサスペンスドラマさながらの事件だったり、ワクワクしながら時間が経つのも忘れて聞き入っていた。
昔は、我が家から羊蹄山に向かって40軒ほど家があって、冬場は馬そりを使って近藤小学校まで子どもたちを送っていたらしい。冬になると、家の前の道を近くの人がばん馬の調教にと、馬そりを引かせていたのが懐かしい。
来た当初は、周りに家はなかったが、今では随分増えてきている。
家を建てる前に住んだ町の中で親しくなった人は、「このあたりは昔3間の大きさの木が何町歩にもわたって広がっていて、伐採してようやく羊蹄山が見えた」と笑っていた。3間の大きさというと、1間が180センチなので、540センチ?
たしかに開拓当時の伐採した木の上に立っている人の写真を見たことがある。だとすると、案外本当かもしれない。
そんな話を聞きながら、どんな風景が広がっていたのかと想像するだけでも楽しい。多少の間違いがあっても笑える話。100年後のニセコはどう変化しているのだろうか。

問い合わせ:企画環境課広報広聴係
【電話】44-2121【FAX】44-3500

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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