●ニセコ町教育委員会 教育長 片岡 辰三
新年あけましておめでとうございます。
町民のみなさまには、日頃より教育行政の推進・充実に深いご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
昨年度は、各種文化・体育的行事を開催し、各学校および幼児センターではさまざまな教育活動などを実施することができ、子どもたちは貴重な体験を積むことができました。
ふれあい町民運動会やソフトボール大会は雨天のため中止となりましたが、ニセコマラソンフェスティバルは参加数が増加し、盛会に実施することができました。みなさまのご支援、ご協力に感謝申し上げます。また、寿大学や文化協会の活動においては、会員数の減少などが課題となっており、より幅広い層の参加が増えるよう、内容の充実や運営改善を図って参りたいと考えております。
ニセコ町の教育は、「ニセコスタイルの教育」を基本に、学校と地域が連携・協力して取り組んでいます。各学校が「ニセコスタイルの教育研究会」を立ち上げて2年目となり、「ニセコスタイルの教育」研究大会が開催され、大きな成果を上げています。また、ニセコ町コミュニティスクールの活動にも多くのみなさまのご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。
ニセコ高校においては、魅力ある学校づくりに取り組んでおり、令和8年度からの農業学科から総合学科への学科転換を決定し、先取りして一部教育内容を実施しています。そのため、令和6年度は道外からの入学者が増え、生徒の多様化が進みました。国際教育や起業家教育、環境教育に重点を置き、特色ある教育を推進しています。また、全道全国からの入学者を受け入れるため、寮の新築・整備を進めています。今後は大学などへの進学についても対応できる教育課程を編成し、結果を出せるよう教育委員会としても学習環境の整備・充実に向けて支援して参ります。
本年もみなさまにとりまして実り多い一年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
●ニセコ町農業委員会 会長 荒木 隆志
あけましておめでとうございます。
新年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げますとともに、日頃より農業委員会活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年は、年初に能登地域で大きな地震が発生し、多くの被害が発生しました。本町でも年初の大雪により、一部農業施設などの被害があり、改めて自然の驚異を感じさせられる年でした。
近年は高温、多湿、豪雨、大雪など、あまり経験のない天候への対応に追われることが増えていると感じています。日常におきましては、国内外の情勢に左右され、食料品をはじめ資材、燃料などの物価上昇が恒常化し、日々の生活への不安が払拭できない状況が続いています。
一方、農政に目を向けると、食料・農業・農村基本法の改正により、日本の農業政策も大きな変革の時期を迎えています。
農畜産物の価格安定、収量の確保、安定的な供給、消費の拡大に向け、農地の基盤整備やスマート農業の導入による作業の効率化、緑肥・堆肥による土づくりの推進などによる「足腰の強い農業の実現」を図るための取り組みは、時勢に合わせながらも永続的に続けていかなければなりません。
農業委員会としましては、優良な農地の保全と適正な利用の促進により、これらの施策の後押しとなりますよう、委員一丸となり、一層努めて参ります。
本年も農業委員会の活動にご理解とご協力をお願いするとともに、町民みなさまの健やかな暮らしと五穀豊穣の秋を迎えられるよう、心よりご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
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