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【特集】緊急地震速報~そのときあなたはどうする⁉~

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北海道上ノ国町

最近、日本各地で地震が相次いでいます。2018年に発生した胆振東部地震は最大震度7を記録し、日本初となるブラックアウトが北海道で起こりました。
先日、浦河沖を震源地とした地震が発生したのは、記憶に新しいと思います。
そこで今月は、緊急地震速報のしくみやとるべき行動などについてを特集します。

■緊急地震速報とは
地震の発生直後に各地での強い揺れの到達時刻や震度、長周期地震動階級を予想し、可能な限り素早く知らせる情報のことです。
これにより、強い揺れの発生を知ることができます。

■長周期地震動とは
大きな地震が発生したときに生じる、周期(1往復するのにかかる時間)が長いゆっくりとした揺れのことです。
特徴として、遠くまで伝わりやすく、離れたところでも大きく長く揺れます。
※詳しくは本紙をご確認ください。

■緊急地震速報のしくみ
地震が発生すると、地震波という震源からの揺れが波となって地面を伝わる現象が起きます。
地震波にはP波とS波があり、P波の方がS波より速く伝わる性質があります。
一方、強い揺れによる被害があるのは、主に後から伝わるS波です。このため、地震波の伝わる速度差を利用して、P波を検知した段階でS波が伝わる前に、危険が迫っていることを知らせることが可能になります。
※詳しくは本紙をご確認ください。

■緊急地震速報(警報)の発表条件
最大震度5弱以上または長周期地震動階級3以上を予想した場合に、緊急地震速報が発表されます。
長周期地震動階級の基準のみで発表する頻度は少ないですが、人命に関わる重大な災害が起こるおそれがあるため、2023年2月以降から発表の基準に追加されています。
発表条件:震度5弱以上または長周期地震動階級3以上を予想した場合
対象地域:震度4以上または長周期地震動階級3以上を予想した地域

■緊急地震速報を見聞きしたら
(出典:気象庁ホームページ『緊急地震速報を見聞きしたときは』より)
周りの人に声をかけながら、周囲の状況に応じて慌てずに身の安全を確保しましょう。また、地震の発生に備えて、普段から家屋の耐震化や家具の固定、室内の安全な場所の把握などに努めましょう。

◇家庭では
・頭を保護し、机の下など安全な場所に避難する
・慌てて外へ飛び出さない
・無理に火を消そうとしない

◇屋外では
・ブロック塀や建物の倒壊に注意する
・看板や割れたガラスの落下に注意する

◇山や崖付近では
・落石や崖崩れに注意する

◇人が大勢いる施設では
・施設の係員の指示に従う
・慌てて出口に走り出さない

◇バス・電車では
・つり革・手すりにしっかり掴まる

◇自動車運転中では
・急ブレーキはかけず、緩やかに速度を落とす
・ハザードランプを点灯し、周りの車に注意を促す
・大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止する

■どこに避難したらいいの…?
ご自宅にあるハザードマップで安全な避難経路を確認し、ご自身の住んでいる地区の避難場所へ避難してください。
なお、上ノ国町ホームページにも町指定緊急避難場所および指定避難所一覧を掲載しております。

■内閣府より「地震防災対策の現状調査に係る住民向けアンケート」のお願い
地震防災対策では、減災目標の達成を目指し、地域の特性に応じて、対策が進められているところです。内閣府において、今後の防災対策に地域住民の声を反映させるため、避難意識などに関する調査を実施します。
一人でも多くの方にご回答いただきますよう、ご協力お願いいたします。

◇回答フォーム
【URL】https://en.surece.co.jp/kaiko2023/

◇実施期間
7月1日(土)~

◇回答の際、以下の点にご注意ください。
・回答は1人1回限りとなります。
・回答の途中で、回答状況を一時保存することはできません。
・選択式の設問は該当する選択肢をチェックしてください。また、記述式の設問は可能な限り具体的にご回答ください。
・お答えいただいた内容は、個人が特定できないようとりまとめた後、今後の防災対策の検討に活用させていただきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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