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令和4年度 上富良野町の決算を報告します まちの台所事情(3)

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北海道上富良野町

◆特別会計・企業会計
町には6つの特別会計と2つの企業会計があります。水道事業会計の赤字額については、過年度分損益勘定留保資金・当該年度分損益勘定留保資金で補てん済みで、実質的には黒字決算となりました。
各会計は一般会計からの繰入金(総額9億5千779万円)により支えられている実態にあることから、今後もなお一層健全な財政運営に向けて努力していきます。

※表中の数字は、1万円未満を四捨五入しているため、端数整理により合計額が異なる場合があります

◇資金不足比率〔資金の不足額÷事業の規模〕
一般会計の実質赤字に当たる公営企業の資金不足額が事業規模料金収入に対してどの程度あるかを示すもので、比率が高くなるほど資金不足の解消が困難となります。
公営企業は、必要な費用を料金収入で賄う独立採算が原則。家庭で例えると、自立した子(公営事業)でも、赤字や借金が増えると親(一般会計)は無関係ではいられません。親に影響を及ぼさないよう個々の収支をチェックするための指標です。


※経営健全化基準の20%を超えると議会の議決を経て「経営健全化計画」を策定し、実施状況を毎年度議会へ報告、公表しなければなりません

◆もうちょっと詳しく見てみよう!
◇町の貯金 基金
貯金額(36億8,376万円÷人口・世帯)
町民1人当たり 368,745円
1世帯当たり 703,141円

( )は前年度比較

◆町の借金 町債
借入残高(104億2,832万円÷人口・世帯)
町民1人当たり 1,043,875円
1世帯当たり 1,990,517円

( )は前年度比較

◇町民1人世帯当たりを算出するときの基礎数値〔令和5年3月31日現在〕
人口 9,990人 前年比 ▲198人
世帯 5,239世帯 前年比 ▲5世帯

◆自主財源の確保
町税をはじめとする各施設使用料やごみ処理手数料などの自主財源は、収入総額の4分の1しかなく、町の収入の34.8%が国からの地方交付税で賄われています。
地方交付税は国が収支の不足額を国税で補てんする制度です。税収が上がらなければ配分額も少なくなり、収支不足分の全額を補てんできません。そのため、少しでも多くの自主財源を確保することが重要です。
町税は納期限内納付の徹底により、現年度分の滞納を防ぐとともに、収入の確保と税負担の公平性確保のため、滞納者に対する滞納処分(財産の差し押さえ)を65件執行しています。

( )は前年度

◆貯金と借金
家計に例えると、町債は借金(ローン)、基金は貯金になりますが、個人のローンと少しだけ違う点があります。それは「世代間の負担の公平性」です。
例えば、公共施設は何十年も使用します。建設時の一時的な資金不足の対応というだけではなく、この先施設を使用する世代にも負担していただくために、ローンという形で返済するのです。
一方、貯金にあたる基金は、災害の多発など不測の事態や公共施設の整備など将来のさまざまな財政負担に対応できるように蓄えておくものです。
今後においても、貯金と借金のバランスを取りながら、健全な財政運営に努めます。

◆町民1人当たりでみると
( )は前年度比較
・道路や橋の整備などの投資的事業(16億3,603万円÷人口) …163,767円(32,833円)
・借金の返済など(7億7,687万円÷人口) …77,765円(▲899円)
・貯金の積立て(4億8,542万円÷人口) …48,591円(▲26,561円)
・職員の給料や議員の報酬などの人件費(10億1,373万円÷人口) …101,474円(3,565円)
・高齢者や障がい者などへの社会保障費(10億5,639万円÷人口) …105,745円(▲16,799円)
・町立病院運営に対する助成(3億676万円÷人口) …30,707円(▲539円)
・公共下水道事業に対する助成(1億8,995万円÷人口) …19,014円(2,769円)

問合せ:総務課財政管理班
【電話】45-6980

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