美瑛・上富良野エリア 十勝岳ジオパーク通信

16／23

◆夏休み特別教室を開催
十勝岳ジオパークエリアをさらに知ってもらうため、岩石・昆虫・自然観察の特別教室を8月6～8日に開催しました。
6日の岩石教室では、十勝岳ジオパーク推進協議会の学識顧問でもある、北海道教育大学旭川校の佐藤准教授を講師に、お麩を火山灰に見立てた火山爆発実験で噴出物が火口から拡がる様子を学習したほか、いろいろな安山岩の違いを顕微鏡で観察し、自分だけのマグネットクリップ作成体験を行いました。
7日の昆虫教室では、北海道教育大学旭川校の奥寺准教授を講師に、参加者が公園で採集した昆虫の名前や特色を図鑑で調べて同定する体験をしたほか、昆虫のからだのつくりや成長過程の変化、在来種と外来種の割合や外来種が及ぼす影響について学びました。
8日の自然観察教室では、獣医師であり日本野鳥の会会員の武藤健一先生を講師にお招きし、十勝岳望岳台(標高900m)付近の高山植物、野鳥を観察しながら火山活動でつくられたジオサイトを探索しました。野鳥を鳴き声で判別したり、植物の開花時期や実りの季節など見ごろのタイミングを確かめ、来年の楽しみ方などを学びました。