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自治体の皆さまへ

若いときからサルコペニア(筋肉量減少)の重症化を予防しよう

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北海道上富良野町

■サルコペニアとは
加齢や生活習慣などの影響で筋肉量が減少し、握力や歩行の運動機能が低下している状態をサルコペニアと言います。重症化すると転倒や骨折が起きやすくなり、介護が必要になる原因ともなります。

■町では昨年延べ1千3人が筋肉量測定をしました
筋肉量の減少は高齢者だけの課題ではありません。
測定の結果、60歳未満の約6人に1人が筋肉量減少者でした。

◇測定者年代別 筋肉量減少者の割合

筋肉量は20歳を基準とすると、70歳では、30%減少するといわれています。放置するとサルコペニアの重症化が進んでしまう可能性があります。

【筋肉量が減少していた方の感想】
・車を使わないよう歩いていたのに筋肉量が少なくて驚いている
・立ち仕事なので、足の筋肉は多いと思っていた
【背景】
◇食習慣
・1日3食を食べず、欠食している方が半数
・筋肉の材料であるたんぱく質不足
◇体格
・痩せに該当する方が半数

■50歳代Aさんの取組み
Aさんは、車を使わないように歩いていましたが、筋肉量が少なかったため、スクワット、椅子での体操、プールでの体操を始めました。
食事は、健康のために野菜を意識していたものの、筋肉の材料となるたんぱく質は意識しておらず、昼食は麺類のみでした。筋肉維持・増加のためのたんぱく質が不足していると知り、乳製品・大豆製品を毎日の食事に取り入れました。3カ月間、運動と食事の工夫を続けて筋肉量が1.3kg増加しました。
Aさん以外にも筋肉量が増加した方からは「膝痛・腰痛が改善された」「すたすた歩けるようになった」「ふらつきが少なくなった」という声も聞かれました。

■若いうちから、筋肉量を維持する生活習慣が大事です
(1)たんぱく質(卵、乳製品、大豆製品、魚、肉)は毎日食べる!
1回の食事で吸収できるたんぱく質は20g程度のため、朝、昼、夕の3食に分けて必要量を摂取することが重要です。
腎臓病など、たんぱく質制限が必要な方は、かかりつけ医の指示を守りましょう。

(2)「歩く」にひと工夫をプラス!
歩くだけでは筋肉量は増えません。スクワットなど足腰に負荷をかける運動を加えましょう。膝や腰に痛みがある方は、かかりつけ医に相談し、無理なく行ってください。

◆筋肉量を測定してみませんか
◇健康相談日
日時:毎週月曜日(祝日、年末年始除く)
9時~11時※予約不要

◆サルコペニア重症化予防事業
今年度70歳、75歳になる方が対象です。対象者には個別案内しています。
案内日に参加できなかった方は、個別で実施させていただきますのでご連絡下さい。

問合せ:保健福祉課健康推進班
【電話】45-6987

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