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自治体の皆さまへ

《連載》家庭教育シリーズ第344回

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北海道上富良野町

自ら判断し行動する子へ

上富良野西小学校長 駒井 崇

平成29年2月に告示された新学習指導要領(小学校・中学校で身に付ける資質・能力)に基づき、「主体的・対話的で深い学び」を通して「思考力・判断力・表現力」を育成する教育を始めようとした矢先、新型コロナウイルス感染拡大による息苦しい生活様式での教育活動を強いられることとなりました。
学校にとっては、出鼻をくじかれた感が拭い切れないと思っています。今後、グローバル化に加え、さまざまな多様性が重視されるなか、多くの情報から「自分事」として考え、判断し、言語をはじめとする表現方法を工夫し行動していくことは、子どもたちにとっては不可欠な力となっていくものと確信しています。
赤ちゃんは、相手の目よりも口元を長く見つめることで、口の動きと発せられる音を学んでいくことは、ご家庭でも経験されてきていることではないでしょうか。これまでの息苦しい生活様式では、授業中の交流・子ども同士の接触の制限、マスク着用のルール化、給食中の「黙食」などで、こうした学びの機会が減るなどのデメリットが生じた一方、学びのICT化が一気に進むなどのメリットもありました。この3年間の経験を無駄にしないためにも、「~をすること」「~してください」ではなく「あなたなら、どうする?どうしたいの?」との問いかけを大切にし、自ら判断し行動する上富っ子をめざしていきたいと強く思っています。ともに頑張りましょう!!

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