7月の十勝岳

9／12

掲載は概要です。
詳細は公式ホームページでご確認ください

◆活動状況と噴火予報事項
噴火予報(警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。

◆噴煙などの表面現象の状況
62-2火口の噴煙は高い状態が続き、火口縁上は500m以下、大正火口と振子沢噴気孔群の噴気は100m以下で経過しました。
4日の現地調査では、振子沢噴気孔群で活発な噴気活動が続き、昨年と比べ噴気域のわずかな拡大が認められました。

◆地震活動などの状況
4日21時25分ころから継続時間約29分間の振幅の小さな火山性微動が発生。それ以降、62-2火口付近のごく浅い所で火山性地震が増加し、7日ころにかけてやや多い状態となりました。21日10時～15時ころにかけても振幅の小さな火山性地震が一時的に多い状態となりました。

◆地殻変動の状況
4日に火山性微動の発生と概ね同期して、62-2火口周辺と山麓の傾斜計で、62-2火口方向がわずかに上下する変動を観測。21日には62-2火口方向が下がるようなわずかな傾斜変動を観測しました。

問合せ：旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102