12月の十勝岳

16／19

掲載は概要です。
詳細は公式ホームページでご確認ください。

◆活動状況と噴火予報事項
噴火予報(警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。

◆噴煙などの表面現象の状況
62-2火口の噴煙は火口縁上200m以下で経過。大正火口では期間中、気象条件などの影響により、噴気の高さが観測できませんでした。振子沢噴気孔群の噴気は稜線上80m以下で経過しました。振子沢噴気孔群の噴気は2018年頃からやや高い状態が続いています。

◆地震活動などの状況
火山性地震は少ない状態で経過。震源は主に62-2火口付近のごく浅い所、旧噴火口付近、グラウンド火口付近のごく浅い所～深さ1km付近に分布しました。
火山性微動は観測されていません。

◆地殻変動の状況
62-2火口の周辺と山麓の傾斜計では、今期間は特段の傾斜変動は観測されていません。GNSS連続観測では、2021年以降、山体浅部の収縮傾向を示す地殻変動が観測されています。

問合せ：旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102