令和5年9月8日から10日にかけて、中川町民10名と随行職員2名が姉妹町村である長野県中川村を訪問し、交流会や施設見学を行いました。中川町と中川村は同じ「中川」という自治体名をもつことから、昭和56年(1981年)に姉妹町村となりました。それ以来、文化交流や周年事業への参加を通じて友好の絆を深め、現在では毎年それぞれの町村の中学生が体験学習に訪れるなど、交流の輪が広がっています。本研修は姉妹町村の住民同士の交流の活性化を目的として、中川町人づくり基金の補助を受けて実施されました。
中川村では、到着した8日の夜に宿泊先の「望岳荘」で交流会が開催され、中川村の宮下健彦村長をはじめ、中川村役場や中川村商工会の職員7名の方々との会食を行いました。中川村の郷土料理や地酒を味わうとともに、各人の自己紹介の時間が設けられ、参加者一人一人が中川村への思いや交流研修に参加した理由を発表しました。参加者のうちには、過去に中川村を訪れたことがある方と、今回はじめて中川村を訪れる方がいて、これまでの姉妹町村の長い交流の歴史と、これからも続いていく二つの町村のつながりを感じられる交流会となりました。
翌日9日は中川村にある施設での見学や研修を行いました。「アンフォルメル中川村美術館」では、県内でも有数の現代美術館を学芸員の方に案内してもらい、建築の意匠や美術品を鑑賞しました。「米澤酒造」では、酒造りについての映像を見た後、実際に試飲することで種類ごとの味わいの違いを体験できました。「西原ぶどう園」では、猛暑により例年より早いぶどうの収穫に立ち合うことができ、旬の味を楽しむことができました。その他にも、地元のショッピングセンターで地場産品を購入したり、昼食には村内の飲食店で季節の味覚を味わいました。
本研修は事前に参加者を募集する段階から多くの方にご支援いただき、無事に研修目的を達成することができました。中川町は今後も姉妹町村・中川村との交流を様々な世代で継続し、地域間交流を推進していきます。
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