中川町では北海道大学研究林北管理部と包括連携協定を結び、河川や水辺の環境やそこに棲む魚や生き物たちについて学び、それらを守っていくため、令和3年度から「水辺の小さな自然再生事業」に取り組んでいます。
今回は中川町の川下に位置するパンケナイ川を舞台に北大中川研究林の馬谷氏と北大天塩研究林の大平氏を講師に迎え、オジロワシやサケの産卵床の観察と水生昆虫の解説を受けました。
■ワシの観察
オジロワシやオオワシは越冬のため、10月の下旬ごろから中川町でもよく見られるようになります。パンケナイ川付近では今年もオジロワシやオオワシの姿が確認できました。
■サケと水生昆虫の観察
その後、パンケナイ川の中を歩き、サケの産卵床の観察を行いました。メスが川底を掘り、産卵後に埋め戻すのですが、なかなか見つけるのが難しく、踏みつけないように慎重に川の中を歩きました。
また、この時期の水生昆虫は、落葉やサケの死骸など豊富な栄養が川に流れるため、水生昆虫の数が増えるという話など興味深い話を聞くことができました。
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