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自治体の皆さまへ

食べること育つこと〜食育通信〜「食」に関する情報をお伝えします!

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北海道中川町

■高齢者の脱水予防について
北海道はこれから夏本番をむかえます。
この暑い時期に注意が必要なのが、『脱水症』です。
脱水症は、体に必要な水分や電解質が不足した状態をいい、口の渇きや体のだるさ、立ちくらみなど体に様々な不調が現れます。また、悪化すると熱中症の原因となります。

▼高齢者はリスクが高い
下図(1)は、熱中症で救急搬送された年齢別人数のグラフです。
熱中症で病院に搬送された半数以上が高齢者です。
原因としては、体の中の水分量が若い年代よりも減っていることに加え、高齢になってくると、暑さや寒さを感じる機能が低下し、気温が高い環境にいても暑さを感じにくくなり、自覚症状がないまま脱水が進み熱中症が進行してしまうケースが多いからです。
熱中症の原因となる脱水症を予防するためには、毎日の生活の中で、こまめに水分を補給することと食事の工夫が必要です。
脱水予防のポイントを参考に暑い夏を元気に過ごしていきましょう。

▼まずはこまめな水分補給を!
必要な水分摂取量は、体格や年齢、活動量などによって異なりますが、食べ物に含まれる水分とは別に、1日約1・2ℓの水分摂取が必要とされています。
水分補給は、「のどが渇いたら飲む」のではなく、「のどが渇く前にこまめに飲む」ことが脱水予防には重要です。そのためには、水分を補給するタイミングを習慣づけると良いでしょう。
例えば、コップ1杯100ミリリットル程度を9回に分けて、
(1)「起床時」
(2)「3度の食事の時」
(3)「朝10時と午後3時の休憩の時」
(4)「入浴の前後」
(5)「就寝する前」
などとすると、忘れにくくおすすめです。
また、下図(2)は、飲み物の特徴についてです。生活に合わせて、上手に飲み物を選択して水分補給していきましょう。
※心臓や腎臓疾患など、水分の摂取制限がある方は、医師から指示された水分量を守ってください。

▽図(2) 飲み物の選択について

▼食事からも水分補給を!
食欲が低下している場合、食事回数の減少によって、水分不足になりやすくなります。目標となる水分量の摂取が難しい方は、食事や間食の中で、水分量の多い料理や食品を意識して取り入れていきましょう。

▽食事に取り入れたいおかず
・汁物(味噌汁・コーンスープ)
・おひたし(ほうれん草のおひたしなど)
・煮物(切干大根煮・ひじきの煮物・筑前煮など)

▽食事に取り入れたい食品
・ゼリー・プリン・ヨーグルト
・野菜(レタス・トマト・きゅうり・もやし)
・果物(いちご・すいか・みかん・りんご・桃など)

問い合わせ先:住民課幸福(しあわせ)推進室 管理栄養士
【電話】7-2813

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