令和5年12月14日(木)に荒井建設株式会社(以下、荒井建設(株))による音威子府バイパスの下琴平法面工事についての「出張現場見学会」が中川町生涯学習センターちゃいむ2階の大会議室で開催されました。より多くの方に工事の様子を見てもらいたいとの思いから、VRゴーグルやドローン等の最新のデジタル技術を用いることで現場まで行かなくてもリアルな体験ができる見学会を実施することになりました。
はじめに、荒井建設(株)の大森第一工事課長から今年度の工事の施工状況に関する説明がありました。大森課長によると、荒井建設(株)で請け負っている工区(中川町琴平地区周辺)は北大研究林に囲まれているため、現場では環境への配慮を徹底しており、例えば、地盤を崩さないように数メートルずつ掘削を行っているそうです。その他にも、工事の施工において新しい技術を取り入れていることや、特に積雪が多い区間であることから、雪崩防止の柵を通常よりも大きいものにしていることなどが紹介され、地域の特性に合わせた設計が施されていることがわかりました。
説明の後は、各ブースに分かれて映像や機器を体験しました。VRゴーグルを使って本当に建設中の工事現場を移動しているような気分を味わえたり、ドローンを飛ばして中川町の上空からの景色を見ることができました。現場はこうしたデジタル技術も活用しながら工事が進められているのだということが実感されました。
当日は32名の方が参加され、工事の説明に熱心に聞き入ったり、様々な機器の体験に積極的に参加するなど、町民の皆さまの音威子府バイパスに対する関心の高さが伺われました。多くの方のご参加ありがとうございました。
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