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長野県中川村での社会福祉協議会及び介護老人福祉施設の視察研修を行いました

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北海道中川町

中川町人づくり研修事業実績報告
鳴海輝、椿本寿美、中井健太郎

令和5年12月10日から13日にかけて、長野県中川村の社会福祉協議会(以下、社協とする)及び中川村近隣の介護老人福祉施設の視察研修を行いました。本研修の目的は、姉妹町村である中川村社協との交流を深め、地域福祉に関する意見交換を通して好事例を学ぶこと、また、中川町の特別養護老人ホーム「一心苑」の老朽化、人手不足等の課題を鑑みて、他地域で運営されている福祉施設のあり方を参考にしたいとの思いから視察を行いました。
まず、中川村の社協では、村内で実施されている福祉サービスについてのお話を伺うことができました。中川村は山間で坂道が多く移動には自家用車が欠かせない地域ですが、人口およそ4,700人に対して高齢化率が約36%となっており、高齢者の方の足の確保が課題となっていました。これを解決したのがオンデマンド型の乗り合い送迎サービスであり、村内には約200か所の停留所が設置されています。さらに、身体に障がいのある方とその家族に対しては、社協の所有する福祉車両を有償で貸し出すサービスも展開しており、住民の方が住みやすい地域づくりのための福祉活動が行われていました。
次に、下伊那郡豊丘村にある地域密着型特別養護老人ホーム「はやしの杜」と伊那市にある複合福祉施設「みぶの里」の見学を行いました。いずれの施設でも共通して課題となっていたのは介護職員の不足であり、入居者へのケアや施設サービスの質を保ちながらも、そこで働く職員の負担を軽減するための取組みが進められていました。特に、「みぶの里」の特養ではICTや介護ロボットの導入も視野に入れた試験的な取組みが行われており、介護人員の不足を補う工夫がなされていました。
最後に、本研修のために視察等の受入れを快く承諾いただいた関係者の皆さまに感謝いたします。私たちは今回の研修で得た知識や経験を中川町の地域福祉づくりに活かしていきたいと考えます。

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