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[いっしょにね]中川町認定こども園 中川町幼児センター No.1

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北海道中川町

中川町幼児センター
副センター長 平川久美

日頃から地域の方には子ども達の育ちを温かく見守りくださり心より感謝しております。自然豊かな中川町に生まれた子ども達が日々どのように過ごしているのか、これからは不定期ではありますがお伝えしていきたいと思います。
幼児センターでは毎日どんな天候の日でも必ず戸外に出かける時間を作っています。「雨の日なのに」「風が強い日に」と思うこともあるかもしれませんが、文章の先にもあったように[自然豊かな中川町]を子育てに活かし、一生その子の宝物となる感じる心(五感)、生きる力となる体力を自然の中で育てたいと思う気持ちから戸外活動を日々取り入れて過ごしています。
昭和の話になりますが、私が幼少期の頃は幼稚園から帰ると当たり前のように子ども同士で町の中を散策していました。お家の軒下を走りぬけて、「勝手に通ったらだめだぞ」と大人に怒られたり、水たまりの水をきれいな瓶に入れて道端でお店屋ごっこ、夕方には大人の帰りを道路で遊んで待っていたりしました。
今思うと、とても自由で危険でもありました。しかし今まで、中川町で大きな事件や事故も無く過ごすことが出来たのは、地域の見守りがあったからだと思います。
時代が変わり、見知らぬ赤ちゃんや子どもに声がかけられない、困っている親子に手を貸してあげにくい、そんな声を聞くことがあります。
いつか世の中に出た時に、沢山の人と触れ合い過ごした幼き頃の些細な経験は豊かな育ちへと繋がるのではないかと思います。今も昔も変らず大人の見守りの中で自由に自然の中を楽しめる町であって欲しいとそんなふうに思っています。
4月は始まりの季節です。今年度は全幼児30人でスタートとなります。
これからはお散歩中心の活動が増えてきます。庭に沢山咲いているフクジュソウやクロッカスの花が見られるのも楽しみの一つです。
昨年センターに鹿の角を使って作られた[バードコール]を頂きました。鳥のさえずりと共にバードコールを鳴らしお話が出来る日も増えて来るのかなと楽しみにしています。
お散歩中に「こんにちは、どこに行くの?」の声かけをして頂くことで、自然に挨拶を学びます。子ども達がお散歩しているのを見かけたらお声をかけて頂けると幸いです。
これからも地域の中で見守られながら、育つ子ども達であって欲しいと思っています。

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