中川消防支署では、平成7年から29年間使用してきました大型水槽付消防ポンプ自動車を更新いたしました。
旧車両は、中川消防団の車両として引き続き活用することになります。
この更新に伴い、昭和59年から39年間にわたり古くから町民に愛され、災害に出動してきました消防ポンプ車は、廃車することになりました。
新車両は、北海道の「緊急消防援助隊」の車両として登録されており、中川町の災害のみならず日本における大規模災害に出動できる装備を搭載しています。
更新した車両は、旧車両の2倍にあたる6千リットルの水を積載しています。この他、圧縮空気泡消火装置により混合泡を放水することができ、今まで水だけでは消しにくいとされていたプラスチックやタイヤなどの火災を素早く消火できるようになり、この泡は約16分の1まで節水できるため、水が無い場所でも長時間の放水が可能となります。
また、交通事故などの救助現場に対する最新の資器材も積載されていますので火災だけではなく、あらゆる災害に活用できる仕様となっています。
消防支署では、3月10日から新車両の運用を開始し、町の災害に備えることになります。
◇主な装備
6,000L水槽
圧縮空気泡消火装置(CAFS)
電動油圧救助器具
80,000ルーメン照明灯
送風機
熱画像直視装置
多種ガスモニター
全長 9,280mm
全幅 2,490mm
全高 3,200mm
出力 279kW(380PS)
■消防車はなぜ赤いの?
皆さんは消防車がなぜ赤い色なのかご存じでしょうか。実は、「道路運送車両の保安基準」という運輸省令で決められているからなのです。条文には、「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急車両にあっては白色とする。」と定められています。
一般的に消防車は赤色と言われていますが、正式には朱色とされています。消防車が赤色になった理由は定かではないですが、外国から入った消防車が赤色であったことから、日本も赤色を採用したのが一般的な理由とされています。
そのほかにも、赤色は他に注意をひくことができたり、炎を連想させることができるというのも理由の一つだといわれています。
問い合わせ:中川消防支署
【電話】7・2119
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